よみタイ

第2回 小さなナポリ、大きなトマト

トマトを慕うサラダ レシピ

▶材料
・トマト ひとり1個
・レタス
・ラディッシュ
・きゅうり 
・アンチョビ フィレ(ひとり2〜3枚)
・くるみ
・パルミジャーノ・レッジャーノ 
・オリーブオイル
・塩

▶準備
・湯むき用の湯を沸かし、冷水を張ったボウルも用意する。
・アンチョビはさっと洗って5分水に浸け、余分な塩を抜く。

▶作り方
トマトはヘタを取って、お尻に浅く十字の切り込みを入れ、熱湯に入れて転がす。皮が少しめくれたら冷水に取り、皮をむく。レタスは食べやすい大きさにちぎっておく。ラディッシュ、きゅうりは好きな厚さに切る。トマトのまわりに野菜を盛り付け、薄く切ったパルミジャーノ・レッジャーノ、手でちぎったアンチョビ、トマトの皮、粗く刻んだくるみを散らす。最後に塩を振り、オリーブオイルを回しかける。

▶心がけ
・味を探すように、よく噛んで味わう。
・アンチョビやチーズの代わりに、ツナやゆで卵、オリーブなど、好きなものを加えて楽しんでほしい。トマトだけでも構わない。ナイフとフォークで食べてみると、味わいも違う。

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新刊紹介

寿木けい

すずき・けい●富山県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社で雑誌の編集者として働きつつ、執筆活動をはじめる。出版社退社後、暮らしや女性の生き方に関する連載を持つ。
2010年からTwitterで「きょうの140字ごはん」(@140words_recipe)を発信。フォロワーは現時点で12万人以上。現在、東京都内で夫と二人の子どもと暮らす。
著書にロングセラー『いつものごはんは、きほんの10品あればいい』、エッセイ集『閨と厨』『泣いてちゃごはんに遅れるよ』、版を重ねている文庫版『わたしのごちそう365 レシピとよぶほどのものでもない』(河出書房新社)があり、いずれも話題となっている。

寿木けい公式サイト
https://www.keisuzuki.info/

砺波周平

となみ・しゅうへい●写真家。1979年仙台生まれ北海道育ち。
北里大学獣医畜産学部卒業。大学在学中から、写真家の細川剛氏に師事。
2007年東京都八王子市に東京事務所を置く傍ら、八ヶ岳南麓(長野県諏訪郡富士見町)に古い家を見つけ自分たちで改装し、妻と三人の娘、犬、猫と移り住む。
写真を志して以来、一貫して日々の暮らしを撮り続ける。現在、作品が「暮しの手帖」の扉に使用されている。東京都と長野、山梨に拠点を持ち活動中。

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