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佐藤誠二朗「CITY BOYおじさん 湖畔でデュアルライフはじめました。」

カインズの3,980円レインコートが超優秀! 4月のドカ雪という僕の小規模な危機を救ってくれた話

困ったときは、お隣さんかカインズホーム。これが田舎暮らしの法則

ああ参ったなとひとりごちながら、僕はとりあえずソファにごろっと転がり、二度寝を決め込みました。
しばし寝たあと、起きて時計を確認すると、針は10時過ぎをさしていました。本当に山の家はよく眠れます。
再び窓外を見ると、雪はみぞれに変わっていました。
そして道路上の雪は、ほとんど融けているではありませんか。
やはり春雪です。

これならいける! と思った僕は急いで車を出し、山の家から車で15分くらいの距離にある富士吉田市に向かいました。
目的地は大好きなカインズホーム。
山の家暮らしで困ったことに遭遇したとき、お隣さんに助けを求めるか、カインズに行くかすれば、大抵のことは解決するのです。
でも空模様はまたみぞれから本格的な雪に変わりつつあります。
帰るときに必要な雨具を、急いでゲットしなければ。
そこで出会ったのが、この『リュックが背負える蒸れにくいロングレインコート』君でした。

わかりやすいネーミングなのだ。
わかりやすいネーミングなのだ。

こちらのレインコート、スペックは「耐水圧10,000mm 透湿度8,000g/㎡-24h」と謳われています。
レインウェアの防水性能は、生地に染みこもうとする水を抑える力で表されます(耐水圧)。
一般的なナイロン傘の耐水圧は250mm前後といいますから、このコートに使われている耐水圧10,000mmの生地は、大雨にも耐えられるかなりのハイスペックだということがわかります。
また、24時間に何グラムの水分を生地の内側から外へ出すかを表すのが透湿性で、これによって衣服の蒸れにくさがわかります。
8,000g/㎡はこれまたかなりのハイスペック。効率よく衣服内の水分を外に出してくれるので、相当蒸れにくいウェアであるということになります。

もちろん、高機能素材を使った有名アウトドアブランドのレインウェアには耐水圧20,000mm以上、 透湿度10,000g/㎡-24h以上というものがザラにありますが、それなりのお値段です。
本格的な登山のときや、嵐の中で着るためにはそういうものも必要かもしれませんが、今の状況をとりあえず切り抜けようとしている僕には、このカインズコートのスペックは十分すぎます。

生地以上に優秀なのがそのデザインでした。
最大の売りは背中の中央に、首元から裾までの長いファスナーが施されていて、それを開くとマチが大きく広がること。
広げればリュックを背負ったまま着られるため、大事な荷物が濡れる心配はありません。
iPad やMacBook、カメラなどの機械類を持ち歩くことが多い僕にとって、非常にありがたい機能です。

(上)フロント。(下)背中のファスナーを開けると、大きなマチができる。
(上)フロント。(下)背中のファスナーを開けると、大きなマチができる。

裾が長いロングコートであることも魅力。
試着してみたら、ちょっとマトリックスみたいでかっこいいじゃんと思いましたし、これだけ長ければレインパンツなしでも下半身はほとんどに濡れないでしょう。
フロントよりもバックの方が長いデザインも、モッズコートみたいでかっこいいじゃありませんか。
それ以外にも機能性満載で、着てみりゃわかる、超優秀なレインコートなのです。

「マトリックスみたーい」と悦に入る。
「マトリックスみたーい」と悦に入る。

帰り道、路線バスに乗って峠をひとつ越え、高速バスの停留所がある静岡県裾野市まで来たら、山中湖のあの雪がまるで夢か幻だったように、ただ雨が降っていました。
ついでにこのレインコートの雨検査もできたのですが、バッチリでした。
屋根のあるバス停に着いたら、脱いでくるくるとまとめ、付属の袋の中に収納します。
さすがにポケットに入れられるほど小さくはなりませんが、十分コンパクトなサイズと言えるでしょう。

(上)水をしっかり弾くことを確認。(下)収納袋に入れると結構コンパクトに。
(上)水をしっかり弾くことを確認。(下)収納袋に入れると結構コンパクトに。

このレインコートは、これからのアウトドアシーズンに大活躍しそうです。
特に今年は誰がなんと言おうと参加しようと思っている夏フェスには、必携のアイテムかもしれません。
カインズさん、相変わらずやりますな。

連載初回「東京で生まれ東京に骨を埋めると思っていた僕が、デュアルライフを選んだ理由」はこちらから
本連載は隔週更新です。次回は4/27(水)公開予定。どうぞお楽しみに!

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

ツイッター@satoseijiro

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