2022.3.16
都会では犬のオシッコ禁止に? 愛犬家よ、デュアルライフがおすすめです
デュアルライフを選んだ理由のひとつは、ワンコをノビノビさせたかったから
デュアルライフを考えたきっかけのひとつが、犬の存在でした。
我が家が今の犬を飼いはじめたのは2016年。その年には家探しを開始し、翌2017年から都会と山の家の二拠点生活をスタートさせています。
一人娘(人間の)に自然の中での生活を経験させたい、そして可愛いワンコ(♂)もノビノビさせたいという願いが、デュアルライフの核の部分にあるのです。
山中湖村の周囲を歩いていると、同じ考えを持ってそうなたくさんの愛犬家に出逢います。

僕の犬好きは完全に母からの影響で、その母は子供の頃、犬を二度飼ったそうです。
当時は放し飼いが当たり前の世の中。
人が行き来する日中はつながれることもありましたが、どの家の犬も夜になると鎖から解き放たれ、近所を自由に歩き回っていたとか。
母の一頭目の犬ジョンは、雑種の中型犬でした。
シェパードを思わせる精悍な体と顔つきの犬で、非常に賢く、ほとんどトラブルを起こしたことがなかったと言います。
メスにモテモテで、近所のそこかしこに子種を振りまいていたジョン。犬というのは基本、そうやって増えていたというのですから、すごい時代です。
母の二頭目の犬ペスは、ジョンとは違って大変な問題児でした。
がっしりした体つきで垂れ耳、鼻が短めの雑種中型犬で、どこかマスチフや土佐闘犬のような風情だったということですから、実際にそうした犬種の獰猛な血が入っていたのかもしれません。
近所の犬を半殺しにしたり人に噛みついたり、鶏小屋を襲撃したりといったいくつかの罪科により、最後は保健所送りとなったペス。
「そのときは悲しかったよ〜」と目に涙を浮かべ話していた母ですが、まあやっぱり、つくづくすごい時代です。
これが人里離れた山奥ではなく東京での話なのですから、母が少女だった昭和20〜30年代の日本は、今とはまるで別世界だったのでしょう。
僕も小学4年生から結婚をするまでの20年以上の年月を、母が生まれ育った東京都東久留米市で過ごしました。
その間に、僕も二頭の犬と暮らしています。
僕にとって最初の犬はメスの柴犬。名前はチコです。
母にとってチコは三番目に飼った犬にして、初めて“買った”犬。隣駅の柴犬専門ケンネルで3万円でした。昭和54年の話です。
僕にはついこの前のようにも感じられるのですが、この値段からしても、はるか昔の出来事だったのだというべきなのがわかります。
