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佐藤誠二朗「CITY BOYおじさん 湖畔でデュアルライフはじめました。」

カインズの3,980円レインコートが超優秀! 4月のドカ雪という僕の小規模な危機を救ってくれた話

「こ、これは」。朝、起きて外を見ると、真っ白に雪が降り積もっていた。

日付が変わり、4月3日の深夜12時半くらいだったでしょうか。
風呂上がりのほてった身体を冷やすため、僕はウッドデッキに出ました。
そこで気づいたのです。ちらほらと小雪が降っていることに。
でも確か、東京を出るときに見た天気予報では、今夜は曇りのはずです。
山の天気は変わりやすいものなので、これはたまさか気まぐれに少し降っているだけだろうと僕はたかをくくり、深く考えず床につきました。

僕は万年睡眠障害気味で、東京の家ではなかなか寝つけません。
ところが山の家に来るとなぜかいつもよく眠れます。特に家族と離れて一人で来たときは。
その日も、ここ最近では珍しいくらい深く長い睡眠をとり、スッキリした気分で目覚めました。
時刻は朝7時すぎ。いつものようにまず寝室のカーテンを開けました。

外の景色を眺めやった僕は、その場でしばしフリーズしてしまいました。
こ、これは。
さ、さすがに聞いてないぞ……。
あたり一面、真っ白だったのです。

それは想定外の情景だった。
それは想定外の情景だった。

すでに積雪10cmは超えているようでしたが雪が止む気配もなく、さらにどんどん積もっていきます。

さあ、困った。
今日の僕にはノーマルタイヤを履いたポンコツしかありません。
しかも、その車はここに置いていくので、帰りは予約している高速バスに乗るつもりです。
そのバス停までは遠く、路線バスを2本乗り継いでいかなければなりません。
最初のバス停までへは少し歩かなければならないのですが、この家の中にも車の中にも、傘は一本もありません。
だって、雪や雨は想定していなかったから。

準備の甘さが悔やまれます。
ここ山中湖村では、4月に入ってからも、ドカ雪が結構降るのです。
そのため、車のタイヤをスタッドレスからノーマルに替えるのは、入学式が終わる頃を目安にすべしと、山中湖村の先住民からはアドバイスされていました。
4月の大雪がすっかり融ける頃、山中湖村にもいよいよ本格的な春が訪れるのです。

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

ツイッター@satoseijiro

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