【4位】夫には期待などしないと決めたのです／「妻が口をきいてくれません」（野原広子）

野原広子さんが離婚後の家庭を描いた『今朝もあの子の夢を見た』の単行本が11月25日に発売されました。離婚後10年も娘に会えない悲しみを抱えて暮らすバツイチ男性が主人公の、注目作です。

この発売を受けて、同著者の過去の連載にもアクセスが急増。
「よみタイ」で2020年1月から8月まで連載された「妻が口をきいてくれません」の第12回「夫には期待などしないと決めたのです」（2020年6月28日配信）が、月間ランキング4位に入りました。

「妻が口をきいてくれません」は、第25回手塚治虫文化賞「短編賞」を受賞した超話題作。
外からは平和な家庭を営んでいるように見える夫婦の問題が静かにえぐり出されていく展開は、読む人の立場や経験によっても捉え方が異なり、ウェブ連載中から賛否両論の大反響を巻き起こしました。
講談師の神田伯山さんからは「気づきの本」、直木賞作家の佐藤賢一さんからは「夫婦のバイブル」と、絶賛のコメントが寄せられています。

『妻が口をきいてくれません』、そして最新刊の『今朝もあの子の夢を見た』、いずれも単行本では、ウェブ連載中に明かされなかった結末が書き下ろし収録されています。
さらに、11月22日に公開された野原さんのインタビュー記事では、制作にまつわる意外な真実も語られています。
ぜひ全てまとめてじっくりとお楽しみください！