よみタイ

居場所は実家と喫茶店だけ。狭い港町を出ることを拒んだ亡き母の「秘密」とは? 「よみタイ」11月の月間ランキングTOP5

2022年11月1日~30日の1か月間「よみタイ」で配信された「よみもの」「コミック」「特集記事」全ての記事の中から、特に人気を集めた記事TOP5を発表します!
前回は、野原広子さんのコミック連載「今朝もあの子の夢を見た」の最終回が1位に輝きました。
新連載もスタートした11月のランキングはどのようなラインナップとなるでしょうか。
各連載のあらすじや、読みどころもあわせてご紹介します!
(構成・文/よみタイ編集部)

【5位】早稲田卒の教師が卒業式の日に語った自分自身の「あまりに惨めな人生の話」とは?【麻布競馬場 新刊試し読み】/(特集記事)

麻布競馬場さんのショートストーリー集『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』
麻布さんがツイッター等に投稿した作品の中から、傑作を集めた一冊です。
9月5日の発売直後から爆発的に売り上げを伸ばし、たちまち4刷。
佐川恭一さん(作家)や祖父江里奈さん(テレビプロデューサー)をはじめ、経営者、研究者、アーティストなど各界からも賞賛のコメントが多数届いています。

「早稲田卒の教師が卒業式の日に語った自分自身の『あまりに惨めな人生の話』とは?【麻布競馬場 新刊試し読み】」(9月3日配信)では、本書に収録された「3年4組のみんなへ」を一篇丸ごと特別公開。
2か月以上にわたってアクセスが途切れることなく読まれ続けています。

「3年4組のみんな、高校卒業おめでとう。最後に先生から話をします。大型チェーン店と閉塞感のほかに何もない国道沿いのこの街を捨てて東京に出て、早稲田大学の教育学部からメーカーに入って、僻地の工場勤務でうつになって、かつて唾を吐きかけたこの街に逃げるように戻ってきた先生の、あまりに惨めな人生の話をします。」

こう始まる「3年4組のみんなへ」は、2022年3月にツイッターに投稿後、爆発的に拡散され、ツリー全体で40万以上のイイネを獲得したエピソードです。

「自分の一番見たくない部分を容赦なくめくられる感じ」「ゾクっとするほど面白くて、何度読んでも飽きない」「最低で最高の読後感」「染みる。ひたすら染みる」などなど、唯一無二の「ツイッター文学」にハマる人が続出。
本書に触発され、アマゾンレビューに私小説的な物語を綴る「レビュー文学」現象も起きています。

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