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結局、デュアルライフはやって良かった? 6年間で感じた、都会との違い、しんどかったこと、自分の変化

デュアルライフで“自分の中に起こった変化”

1:趣味
デュアルライフをはじめてからの僕は、音楽をレコードで聴いたり、フィルムカメラで写真を撮ったり、渓流や湖で釣りをしたり、山に登ったり、楽器を弾いたりするようになりました。
それらは僕がかつて手をつけたものの、飽きっぽい性格が祟ったり、諸条件から断念せざるを得なかったりして諦めたものばかり。
基本的に余裕がある日程のときに、のんびり過ごすために訪れる山の家では、一度は諦めたそんなことを、もう一度やってみようかなという気分になります。
加えて、DIYやカヤック、バーベキュー、庭いじりといった、気にはなっていたけど手をつけてこなかった趣味も新たに始めるようになりました。
そうした趣味は、これから先の人生で、仕事よりも大事になってくるのかもしれません。
自分の好きなことの再発見&新発見に、デュアルライフは一役買うようです。

夏のカヤック遊びは楽しい
夏のカヤック遊びは楽しい

2:ファッション
デュアルライフによって、僕のファッション観は少々変わったかもしれません。
何か欲しい服があると、まず向かうのはワークマン。次にカインズホーム。
そしてたいていの場合は、そこで望みどおりの服が見つかります。
山の家にいる間、新しい服を“欲しい”と思うきっかけが、草を刈るためだったりペンキを塗るためだったり、トレッキングをするためだったり、バーベキューパーティーをするためだったりするからでしょう。
東京に帰り、ファッション系の仕事をしたりすると、またすぐ元へ戻るのですが、山の家だと、“ファッションって本来そういうものなのかもな”などと考えてしまいます。

3:将来への思い
数ある未来予測の中で唯一、ほとんど外れることのないのが人口動態であることはよく知られています。
世界でもまれなほどの少子高齢化が進行し、人口減が本格化、それに伴い経済が縮小していき、どうあがいても発展する東アジア諸国の中に埋没するように“普通の国”となっていくであろう我が祖国・日本。
何につけても激しい都会にいるよりも、穏やかな山の家にいた方が、これからやって来る“普通の国での普通の暮らし”を落ち着いてできそうな気がしています。
いくら日本が並の国になっても、世界に誇れる圧倒的に美しい富士山だけは、間違いなくそこにあり続けるわけですし。

まとめるのは苦手なので、こんなんでいいのか?という中途半端な終わり方をしますが、これでいいのだ。
都会で暮らすあなたも、田舎で暮らすあなたも、みんな愛し合ってるかい?
では、さようなら。

湖面が氷結した冬の山中湖
湖面が氷結した冬の山中湖

連載初回「東京で生まれ東京に骨を埋めると思っていた僕が、デュアルライフを選んだ理由」はこちらから
本連載は今回が最終回です。2年にわたりご愛読ありがとうございました!

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『オフィシャル・サブカル・ハンドブック』『日本懐かしスニーカー大全』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

ツイッター@satoseijiro

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