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結局、デュアルライフはやって良かった? 6年間で感じた、都会との違い、しんどかったこと、自分の変化

デュアルライフで“都会との違いを感じたこと”

1:自然
朝日を受けて赤く染まる富士山、一年中ほぼ毎日出会う野生の鹿、海原のようにどこまでも広がる秋のススキ、“雲の切れ間に散りばめたダイヤモンド”のような星空、逆さ富士を映す早朝の真っ平らな湖面、山の上から流れてくるミルクのような濃い霧……。
デュアルライフをはじめてから遭遇した美しい自然の数々は、僕の心の財産となっています。

赤く染まる夜明けの富士山
赤く染まる夜明けの富士山

2:人づきあい
山の家での暮らしでは、隣近所の人との会話や往来が、東京では考えられないほど頻繁です。
訪ねたお店の人や散歩中にたまたま出会った人と、自然に会話が始まったりするのも不思議なところ。
“人口密度”と“人づきあい”は反比例するのなのかもしれないなと思う田舎生活です。

3:物理的距離感
デュアルライフをはじめた当初は、車がなければコンビニにも行けない山の家ライフを不便に感じましたが、そんな生活にもすぐ慣れました。
いつでもすぐに行けるわけではないので、次の機会に買うものをメモする習慣もつきました。
そうなると、車で15分くらいの距離は “近い”と感じるようになります。デュアルライフ6年目の今では、車で30分かかる隣の隣の隣町である河口湖町ももはや“近所”の領域で、思いついたらすぐに晩飯を食べにいく町になっています。
お酒好きな妻はいまだに「歩いて行ける距離に飲み屋がない」とぼやくこともありますが、下戸の僕にはあまり関係ありません。

逆さ富士を映す山中湖
逆さ富士を映す山中湖

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『オフィシャル・サブカル・ハンドブック』『日本懐かしスニーカー大全』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

ツイッター@satoseijiro

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