子供の自分に「答え」を聞いてみよう

さてちょっと違う方向からも説明しておきます。

サブローさんはバンドも仕事も「時間を削ってまでやることなのだろうか」と思っているようですが、その観念がどこから生まれているものなのか、少し考えた方がいいかもしれません。

もし他人との比較……例えば「一生懸命生きているMBさんと比べると、僕の時間は無駄じゃないのか」なんて思ってるならそれは意味のないことです。
人生の価値は自分で決めるものです。
他人との比較で決めるものではありません。
客観的に「ぬるま湯」に見える人生でも、それで納得できるなら主観的にはそれは理想の人生となります。

他人との比較で自分を蔑む必要はありません。
もしそのような考えで「70点の人生」と表現しているのならば、それは間違いです。

ただし他人との比較でなく、やっぱりどこまでも「自分の人生、このままじゃ嫌だ、退屈だ」と思えるのならそれは生き方を変えるべきだと思います。

この「理想の人生の見つけ方」について私はよく「幼い頃の自分」を使います。
幼い頃の自分が今の自分を見ているのを想像してみてください。

幼い自分はあなたを見てどう思いますか？
「こんな大人になりたくなかった」と思うでしょうか？
それとも「早く大人になりたい！」と思ってくれるでしょうか？

これは結構効果的な手法で……
人の理想は「常識」や「社会通念」によって簡単に歪んでしまいます。
例えば
「収入が高い方が幸せ」
「綺麗な女の子に囲まれている方が幸せ」
「結婚している方が幸せ」
などですね。

でも収入が低くても幸せな人はいるし、客観的には綺麗じゃない女の子でも自分にとっては最愛の人になるケースも多いし、結婚をしなくても幸せはつかめますよね。

幸せは主観で決めることなのに、常識や社会通念で「幸せの形」を客観的に決めてしまう場合は多いです。
常識で汚染された脳味噌でここから脱するのは難しいですが、子供の頃のあなたなら簡単なのです。

子供には常識や通念がありません。
ピアノの練習をしたこともないくせに「ピアニストになる」と言い出すし、男の子なのに「お嫁さんになる」と言い出します。
でもそれでいいんです。
子供は理想に正直なのです。
常識や通念に汚されていない分、ありのままの理想を判断できるのです。

だからこそ、子供の自分を判断材料にしてみてください。
私は昔からこれをしているし、今も常に意識しています。
私の隣にいる「想像上の子供の私」はいつも私を褒めてくれます。
「かっこいいなMB！」「早くMBになりたいな！」そんな風に幼稚園くらいの私はいつも嬉しそうにするのです。
だから私は人生が理想と幸せで満ちています。
もちろん生きていれば大変なこともあるけれど、人生としては100点満点。大満足です。

サブローさんはこうした時どうでしょうか？
幼いサブローさんは、今のサブローさんを見て「どう感じる」のでしょうか？
ちょっと想像してみてください。

サブローさんが抱える最大の不幸

さて、以上を踏まえた上でもう一度問います。

サブローさんはどんな人生を送りたいですか？

70点満点の人生とサブローさんは言いますが、私から言わせてもらえれば立派な人生です。
親御さんもきっと誇れる息子さんなんじゃないでしょうか。
サブローさんは卑下しますが、大学を出てそこそこ大きな企業にいて彼女がいて趣味があって……それを悪いと捉えるか良いと捉えるかは本当に「あなた次第」なんですよ。
これを読んでくださっている読者さんの中には「なにを贅沢なことを！」と思っている人もいるはずですよ。

大事なのはあなたがどう捉えるかです。

しかし、もしサブローさんが今の人生を「やはり嫌だ」と思うのなら、先ほど書いた「嫌なことをクリアする」という覚悟を忘れないでください。
20本投稿して成功する、なんて甘っちょろいことでは、そのステージを超えることはできません。
はっきり申し上げて、ここに対するサブローさんの認識はあまりにも甘いです。
もし、こちらの道を選ぶなら期間を区切って「1年は力を振り絞って頑張って、それでダメなら諦める」と覚悟を決めてください。
物事を変える、人生を変えるためにはそういう時間も必要なんです。

サブローさん最大の不幸は
「現状に残るか、先に進むか決めあぐねている」ことだと思います。
なるべく早くこれを決めてください。

ヒントは沢山差し上げました。
決めるのも動くのも、最後はあなたです。ご参考に。

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