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スピーカー付きサングラスと書籍朗読アプリを、すべての大人にオススメしたい!

東京⇄山の家の車中で一人聴く、書籍朗読サービス「オーディブル」

さてそんなBose Framesを使って聴いているのは、音楽ばかりではありません。
スタート時の勢いこそなくなりましたが音声SNSのClubhouse、それにラジコなどのインターネットラジオ配信、ポッドキャストなどなど。
近年とみに盛り上がっている、新しい音声メディアを楽しんでいます。

オーディブルをはじめ、よく使うアプリ
オーディブルをはじめ、よく使うアプリ

中でもここのところ、もっとも頻繁に使っているのは、プロのナレーターや声優、俳優などが既刊の書籍を読み上げてくれる朗読サービスのアプリ。
以前より「オーディオブック」や「青空朗読」など複数のアカウントを持っていましたが、最近ヘビーローテーションしている朗読サービスは「オーディブル」です。
「オーディブル」は天下のAmazonが運営しているだけあって、他の朗読サービスとは桁違いの数のタイトルが収録されています。

しかも「オーディブル」は今年1月末から会員プラン内容を変更し、これまでの“月一冊の無料追加以外はタイトルごとに料金を払う買い切り制”から“基本、聴き放題”のサブスクサービスに生まれ変わりました。
目下のライバルである「オーディオブック」に登録されている聴き放題タイトルが1〜2万冊であるのに対し、「オーディブル」は約12万冊!
“Amazon無双”としか言いようがありません。
月額1500円という料金は変わらず、さりげなく聴き放題に変わったことに僕は狂喜し、以来やや我を忘れて「オーディブル」の森をさまよい歩いているというわけです。

「オーディブル」は毎日のように使っていますが、特に威力を発揮するのは山の家への往復の車の中です。
東京⇄山中湖は我が家にとって、2つの自宅間の移動に過ぎないので、旅行のような高揚感を伴わない半日常的な行為です。
家族で過ごす車内では会話が弾むことや音楽を楽しむこともありますが、やがて妻も娘も(犬も)寝入ってしまうパターンが通常です。

幸い僕は車の運転が好きなので、一人でひたすらハンドルを握り続けることを苦とは思いませんが、通い慣れた道なので退屈になってきます。
みんな寝ているから大きな音で音楽も流せません。そんな状況での最大の楽しみが「オーディブル」なのです。

とはいえ本好きな僕にとって、「オーディブル」をはじめとする書籍朗読サービスが、本当の読書や本を手にする喜びに取って代わるわけではありません。
「オーディブル」でダウンロードして聴くのはもっぱら、いつかは読みたいあるいは読み返したいと思いつつ忘れていた古典名作文学。
それに、タイムリーではあるけれど一過性の情報が書かれているので、できれば有限スペースである本棚には加えたくないニュース要素の強い人文書などです。

ちなみに最近の読書(聴書?)履歴によると、前者は太宰治『ヴィヨンの妻』、シュトルム『みずうみ』、チェーホフ『犬を連れた奥さん』、後者は成毛眞『2040年の未来予測』、橘玲『無理ゲー社会』、福田稔『2030年アパレルの未来』(これは確か「オーディオブック」)などを聴いていました。
最後まで聴かずにやめてしまうタイトルや、目次を見て興味のあるところだけを“つまみ聴き”することも多々。
紙や電子の書籍に向かう姿勢とは違い、より気安くコンテンツに接している感じがします。
でも、書籍を楽しむ新しい方法として、朗読サービスは本当に画期的であり、出版文化の活性化を促す最終兵器なのかもしれないとさえ思いはじめています。

Bose Framesとオーディブル、ともにデュアルライフという僕の暮らしから興味が芽生え、今や日々の生活に欠かせなくなっている物事を紹介いたしました。
どちらも超オススメですので、興味のある人はぜひ!

氷の軋む音響く山中湖
氷の軋む音響く山中湖

連載初回「東京で生まれ東京に骨を埋めると思っていた僕が、デュアルライフを選んだ理由」はこちらから
本連載は隔週更新です。次回は3/2(水)公開予定。どうぞお楽しみに!

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『オフィシャル・サブカル・ハンドブック』『日本懐かしスニーカー大全』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

ツイッター@satoseijiro

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