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川村エミコ「わたしもかわいく生まれたかったな」
お笑いコンビ「たんぽぽ」の川村エミコが、不幸な星のもとに生まれてしまったばっかりに、
ちょっと生きづらく、でもどこかほっこりするような日々を、つらつらと書いていきます。
前回は、川村さんが生み出した恋愛格言をご紹介しました。
そんな川村さんですが、最近はどうやら恋愛迷子になってしまっているようです……。

恋愛迷子のあんな恋、こんな恋。

 人は当たり前のように小学生になり、中学生になり、高校、大学、社会人になり、大抵の人は結婚をする。
 40歳で出来ていない現状。

「すごく結婚したいです。」口では言っている。本当にしたいのだろうか。したいに決まっている。でも心が追いつかない時がある。
 諦めたくないけど、諦めなきゃいけないかもしれない。

 前回に引き続き、今までの恋愛を振り返りながら、どうしたら結婚できるのか、本当に結婚したいのか、結婚ってなんなのか、分かっていたつもりだった自分と向き合い、答えを出したいと思います。少々お付き合いをお願いいたします。 

 高校1年の時好きになった先輩には、コーラを買いに行かされた挙句、告ってもないのに「川村、無いわぁぁぁ~」とフラれ、こっちの気持ちの処理が追いつかないので、「決定打」が欲しくて告白しようと決意したのが、先輩の卒業式の朝。

 朝イチで制服のネクタイと競争の激しい3つしか無いブレザーのボタン1つを貰う確約を取りに、勇気を出して3年生の教室のある棟へ。

 卒業式、まさに当日の朝です。少しの緊張感とざわついた空気を覚えています。「今までありがとう!」「また絶対会おうね」の声や、「大学一緒だから、すぐ会えんべ」などの声、普通にいつもの朝のように登校している3年生。

 その情景にドキドキが増したので、出来るだけ卒業生の顔など見ないように、廊下のシミを知っている限りの原生生物に当てはめながら進もうと試みましたが、「ゾウリムシ」「ワムシ」「アメーバ」……。

 そんなに原生生物を知らなかったのと、廊下のシミもそれほどなく、先輩のクラスを通り過ぎました。
 後ずさりしながら戻り、先輩を呼んで貰い、「あ、あ、あああああの、ネクタイとボタン、卒業式終わりでいただきたいです。」
 先輩はあっさり「いいよ。またね。」

 ネクタイとボタンの確約をいただきました。OKを貰った時のあの心躍る高揚感は今でも忘れられないです。伝わらないかもですが、初めて氷水に入った後の高揚感に似ています。なんだかたくさんおしゃべりしたくなるような気持ちと浮かれちゃダメな気持ちがグルグルと絡み合いまして、自分の教室に戻ったのを覚えております。

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川村エミコ

かわむら・えみこ●1979年神奈川県生まれ。お笑いコンビ『たんぽぽ』のボケ担当。主な出演作品に日本テレビ『世界の果てまでイッテQ!』、フジテレビ『めちゃ2イケてるッ!』、東海テレビ『スイッチ!』など。
オフィシャルブログ→https://ameblo.jp/sienne04
Twitter→https://twitter.com/kawamura_emiko
YouTubeおかっぱちゃんねる川村エミコ公式動画館→https://www.youtube.com/channel/UCGkqb7PyCVGojtVkAOL58Bg

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