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K-POPはなぜ世界へ拡散され続けているのか【韓国トレンドの裏事情vol.1 後編】

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韓国初のバーチャルアイドルが続々デビュー

 さらに、ギャラクシーコーポレーションは、2025年秋に「2025グローバルバーチャルAIアーティストオーディション」を開催しました。

 バーチャルアイドルは今注目を集めている分野で、今後のさらなる成長が期待されています。Netflixの「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」が公開直後に全世界1位となりました。アニメと言えばディズニーがトップというイメージがありましたが、それを覆したわけです。劇中の3人組ガールズグループHUNTR/Xが歌う「Golden」はビルボードHOT 100で8週連続1位を獲得し、5人組ボーイズグループSaja Boysの楽曲が2曲もTOP10にランクインしたほどです。

 この他にも、韓国のVFX企業VLASTから2023年にデビューしたバーチャルボーイズグループPLAVEがHYBE、YG PLUSと戦略的パートナーシップを結び、2025年6月に日本デビューを果たすなど本格的に海外進出に乗り出しています。また、2024年にはSMエンターテイメントからはnaevisというバーチャル女性ソロアーティスト、HYBEからはSYNDI8という4人組バーチャルガールズグループがデビュー。JYPエンターテインメントは、AIアーティストプロジェクトに向けて、専門知識を持つクリエイターを積極的に採用しています。
 
 ファッション面でいえば、メタバースへの参入はブルー・オーシャンだと思います。これまでにもGUCCIがメタバースプラットフォームRobloxの中にショップをオープンするなど、いくつかのブランドによって試みが行われてきましたが、「これだ!」という成功例はまだありません。これから挑戦する企業も増えていくのではないかと思います。

G-DRAGONの次なるステップはプロデューサー活動?

 G-DRAGONの今後のステップとしては、PSYのように歌手活動を続けながらプロデューサー業を手がけていくのではないでしょうか。韓国の多くの芸能記者もこのような見方をしています。G-DRAGONがまだオープンしていないボックスが1つあるとすれば、ここだと思います。コラボソングに参加したり、他のアーティストに楽曲を提供したりしたことはありますが、まだ自分の手でアイドルグループを作ったことはありません。

 兵役から帰ってきて、7年ぶりにソロ曲をリリースしても音源チャートで1位を獲得できるというのは素晴らしいことです。2025年10月23日には、政府主催の大衆文化芸術賞で文化勲章を受賞し、韓国を代表するアーティストという評価が一段と高まりました。
 第一線で活躍するアイドル出身アーティストが会社を作って、アイドルグループのプロデュースを成功させたという事例は多くありません。今後のG-DRAGONは真のトップアイドル出身プロデューサーというポジションを狙っていくのではないかと思っています。

次回は7月17日公開予定です

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ジョエル・キンベック(JOEL KIMBECK)

 英ゴールドスミス・カレッジの大学院でメディアを専攻。広告企画会社勤務を経て2010年に独立し、ブランディングエージェンシー「STUDIO HANSOME」を設立する。ニューヨークを拠点に、ソウル、東京、パリ、ミラノを行き来してファッション、ビューティー、ライフスタイルのブランディングを手がけるクリエイティブ・ディレクター。
 LVMHグループ傘下のブランドをはじめ、モスキーノ、VERA WANG、メゾンキツネ、ラフシモンズ、ロベルトカヴァリ、TUMI、カルバン・クラインなどのファッションブランド、ロレアルグループ傘下やアモーレパシフィック傘下のビューティーブランドにおいて、ブランディング全般を担ってきた。 
 韓国の『W』『VOGUE』『GQ』、『月刊デザイン』『東亜日報』『週刊東亜』など多くの媒体でコラムを執筆中。著書に『ファッションミューズ』(2016年)、『FRESHNESS CODE』(2021年)がある。韓国人デザイナーの海外進出を支援する韓国政府のプロジェクト「コンセプトコリア」のコンサルタントとしても活躍。
@studiohandsome
https://www.studiohandsome.com/


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