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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

今やスマホカメラの標準機能になったタイムラプスをより楽しむ方法

GoProを筆頭とするアクションカメラが流行り、スマホのカメラ機能も充実の一途だった5〜6年前、タイムラプス(低速度撮影)が一般的になった。
今ではiPhoneをはじめとする大抵のスマホに標準装備されているので、説明するまでもないが、一定の間隔(数秒)でシャッターが切られ続ける機能で、出来上がった映像はコマ送りのように、長い時間がギュッと凝縮されたものになる。

この機能が使えるようになった頃、僕はこれが大好きすぎて空の雲やら運転中の車窓風景やらを撮影しまくった。
一般的なカメラユーザーにとっては夢のような機能で、簡単にこんな映像を撮れる時代になったんだなあと感激しきりだった。

でもね、飽きるものである。
最近はさっぱり使っていない。
空の雲の動きや窓からの眺めなんて、数回撮影すれば、ああこんなものかと納得してしまう。どこで撮っても同じようなものだし。

案外、未来の夢の道具なんて、こんなものが多いのかもしれない。
「どこでもドア? まあ仕事では使ってるけどね。あれ、全然楽しくないじゃん。移動はやっぱり、電車が一番でしょ」なんて感じで。

低予算で簡単に作れる回転雲台を使えばタイムラプス撮影が100倍楽しくなる

タイムラプスに夢中だった頃、僕は勢い余って妙な道具をつくったことがある。
今回はそれをご紹介しよう。
テッテレ〜!!「タイムラプス用回転雲台!」(←もちろんドラえもん風です)。

タイムラプス映像は、カメラ(スマホ)を三脚などで固定するのが定石。特に雲のようなスローモーな物体は、カメラ(スマホ)をきちんと固定した方が、綺麗に撮れる。
でも、ごく低速でじわじわとカメラ(スマホ)自体を動かす回転雲台というものに設置して撮影すると、実はよりドラマチックな映像を撮影することができる。

言葉で説明しても分かりにくいので、この回転雲台を使って撮影した動画を、比較動画とともにYouTubeにアップしてみた。
それぞれ20秒の短い動画だが、ご確認いただければ一目瞭然だと思う。

固定タイムラプス

回転タイムラプス

さて、回転雲台なるものはメーカー製の市販品も当然あるけれど、実は誰でも簡単に作ることができる。
ライムラプスが流行った頃にそのアイデアをネットで披露している人がいたので、僕も真似してつくってみた。

使うのはIKEAのキッチンタイマー。その上下にカメラおよび三脚に接続するためのパーツをそれぞれ両面テープで貼りつければ出来上がり。
適切なパーツさえ手に入れられれば、工作時間は3分もかからない。

タイムラプス機能をまだあまり使っていないあなたも、普通に使って飽きてしまったあなたも、是非お試しいただければと思う。

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新刊紹介

佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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