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起業の常識が変わる!「そこそこ起業 異端の経営学者が教える競争せずに気楽に生きる方法」注目エピソード3選

作家を支援してコミュニティ内で楽しみを共有〜同人誌のそこそこ起業〜

イラスト/德丸ゆう
イラスト/德丸ゆう

「同人誌の世界は「そこそこ起業」? 推しエコノミーの本質とは何か」(8月15日配信)は、「漫画好き」を自認する高橋さんが、コミケなどで生計を立てる同人漫画家・イラストレーターを「そこそこ起業」として読み解いていくエピソードです。

創作系同人誌サークルを主催し、4年前から同人活動一本で生活をしているMさんを取材。
MさんはFANTIAを始めとした作家支援型コンテンツプラットフォームに作家として参加することで生計を立てています。

 Mさんの生活と創作活動は、この作家支援型コンテンツプラットフォームを通じて獲得した、1万人の無料会員と、1200人の有料会員に支えられています。
 たった1200人と思うなかれ。この1200人の有料会員を中心とした月会費やコンテンツ販売を通じて、現在のMさんは年1000万円近くの収入を得ているそうです。

こうした同人誌の世界は「奇跡のようなコミュニティ」だと高橋さん。

 作家支援プラットフォームの利用者も、会員になって「推し」が提供してくれる作品を消費しているのではなく、「推し」の創作活動を支援することで、自身も制作プロセスに参加し、喜びを分かち合うという考え方が根底にあるのではないでしょうか。

 いわば、参加者皆が幸福の拡大を目指し、誰もが造り手を目指し、彼らを支えていくことを善とするのが、同人誌という世界です。私達は、こんな奇跡のようなコミュニティが日本にあることに、改めて注目せねばならないと思います。

このエピソードについて読者からは「良い内容だった。同人誌に限らない話だと思う」「マーケットでもありコミュニティでもあるという多義性が大事ですよね」といった反響が寄せられました。

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