よみタイ

第7回 カレーのきた道

うちのカレー レシピ

▶材料(4皿ぶん)
・合挽肉(牛と豚) 200g
・玉ねぎ 1個
・じゃがいも 2個
・ニラ 1束
・塩、胡椒 
・油 大さじ1
・クミンシード 小さじ1
・にんにく(みじん切り) 好みの量
・生姜(すりおろし)好みの量
・水 適量
・ウスターソース 大さじ1弱
・ケチャップ 大さじ1弱
・スパイスミックス(S&Bの赤缶を使用) 小さじ5〜6
・ごはん
・卵 4個

▶作り方
玉ねぎとじゃがいもは一口大に切る。フライパンに油、クミンシード、にんにくを熱し、香りが立ったら合挽肉を加える。塩と胡椒、スパイスミックス(小さじ2)を振りかけて炒める。これが旨みの土台になるので、焼き色がつくまでじっくり中火で炒めること。
玉ねぎとじゃがいもを加えてさらに炒め、全体に油が馴染んでしんなりしたら、水を加えてふたをする。水の量は具材の頭が少しだけ水面から出るくらい。20分煮たら、泡立て器やスプーンなどで野菜をつぶす。水分が少なくなっていれば足す。
ウスターソース、ケチャップ、スパイスミックス(小さじ3〜4)を加えて味を調え、刻んだニラと生姜を入れて5分煮る。味見して物足りなければ、塩とスパイスミックスを少しずつ足して様子を見る。ごはんにかけ、半熟ゆで卵を添える。

▶半熟ゆで卵の作り方
鍋に水を入れて火にかけ、沸いてから卵をやさしく入れる。卵は冷蔵庫から出してすぐの状態で構わない。6分40秒茹でて、氷水に引き上げる。身がぎゅっと引き締まり、殻がきれいにむける。1〜2分待って粗熱が取れてから、殻をむく。

▶心がけ
・クミンシード以外に、他の好みのホールスパイスを使ってもいい。
・合挽肉はしっかり火を通す。鍋を横目で監視しつつ野菜を切れば、時間の節約になる。
・S&Bの赤缶は小さなサイズを買って、使い切ってはまた新鮮なものを買う。
・20分煮る間に、半熟ゆで卵を用意する。卵とニラの相性の良さは説明不要だろう。

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新刊紹介

寿木けい

すずき・けい●富山県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社で雑誌の編集者として働きつつ、執筆活動をはじめる。出版社退社後、暮らしや女性の生き方に関する連載を持つ。
2010年からTwitterで「きょうの140字ごはん」(@140words_recipe)を発信。フォロワーは現時点で12万人以上。現在、東京都内で夫と二人の子どもと暮らす。
著書にロングセラー『いつものごはんは、きほんの10品あればいい』、エッセイ集『閨と厨』『泣いてちゃごはんに遅れるよ』、版を重ねている文庫版『わたしのごちそう365 レシピとよぶほどのものでもない』(河出書房新社)があり、いずれも話題となっている。

寿木けい公式サイト
https://www.keisuzuki.info/

砺波周平

となみ・しゅうへい●写真家。1979年仙台生まれ北海道育ち。
北里大学獣医畜産学部卒業。大学在学中から、写真家の細川剛氏に師事。
2007年東京都八王子市に東京事務所を置く傍ら、八ヶ岳南麓(長野県諏訪郡富士見町)に古い家を見つけ自分たちで改装し、妻と三人の娘、犬、猫と移り住む。
写真を志して以来、一貫して日々の暮らしを撮り続ける。現在、作品が「暮しの手帖」の扉に使用されている。東京都と長野、山梨に拠点を持ち活動中。

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