2019.3.2
緊張は「なくす」ものではなく「付き合う」もの――受験や面接であがってしまう人へ
受験や面接などで緊張してしまうという悩みを、ここ2か月でたくさん聞きました。僕もよく「緊張しない方法を教えて欲しい」と相談されます。
でも、結論から言うとそんな方法なんてないんですよ。緊張なんてするもんだし、適度な緊張感は大事、という部分もある。リラックスしすぎてもダメですからね。
緊張とは、上手く付き合うしかないんです。
「緊張していても堂々としている自分」をイメージして練習する
そもそも「緊張しない自分」をイメージして挑むから、緊張したときに対応できなくなります。
練習や想像とちがう状況に陥ると、緊張はどんどん悪い方に加速していきます。
なので、「緊張していても堂々としている自分」のイメトレをやっておくべきなんです。
その自分像を頭に置いて本番でしゃべれば、本番で緊張したって、予想の範囲内だから必要以上に心が乱れることはなくなる。
僕は、人前で話す機会があるときは、緊張することを前提として事前準備します。
その準備のひとつが、「キーワードだけを覚えて、話すこと全ては暗記しない」という方法です。
全文暗記型だと、緊張で一文でも忘れるとすべてがガラガラと崩れていってしまう。
なので、例えば「負けず嫌い」「根性」「諦めないことの大切さ」について話そうと決めたら、そのキーワードから話せるようにしておくんです。
もちろん話す練習をすることもありますが、内容は練習中でも確定させず、膨らませられるようにだけしておきます。
プラス、人前で話す練習もしておくといいかもしれません。友達5人くらいの前で練習。
それだけで全然違うと思います。