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見た目で判断されることは「おいしい」こと〜コンプレックスとの向き合い方

「ゆとりだからとか若いからとか、そんな通り一遍な理由で負けの烙印だけは押されたくない」――有名になりたいと公言し、夢を叶えるためにがむしゃらに突き進む22歳・美容師・金内柊真。世代を超えて届けたい、熱すぎるメッセージがここに。

「見た目で判断するなよ!」という言葉をよく聞きますが、僕はやはり外見はそれなりに大事だと思っています。

だって、誰かにお会いしたとき、その人について最初に入ってくる情報って外見ですから。
僕は見た目から、「怖そう」とか「チャラい」とかいうふうに判断されがちなんですが(笑)、だからといって、そこで「見た目で判断するなよ!」という怒りがわくことはないです。

造形のマイナスではなく「だから自分はダメ」と思ってしまうことが問題

外見が大事だとは言いましたが「見た目そのものが一般的に見て良いかどうか」は、そんなに問題じゃないとも思っています。
顔やスタイルなどの造形自体だけじゃなく、全体の雰囲気を含めて「外見」だと思うんですよ。

「自分の見た目にコンプレックスがある」
「自信がない」
「誰からもいいと思われない気がする」

という意識があると、まさにその通りの雰囲気になってしまうんです。
そのせいで、見た目まで損をしてしまうんですよね。

つまり、「自分のことなんて誰もいいと思わない」という、マインドをなくせばそれだけで判断基準になっている「外見」は格段に良くなるはず。
周りから「あの人かっこいい!」と思われることではなく、自分が「俺カッコいいじゃん」って思うことが大事なんですよね。
そもそも、ネガティブになっている人って「そんなことないよ」とフォローされても、聞き入れられないこともあるみたいですし。

専門学生のときに、土日はダラダラ過ごして、夕方まで寝て……というような自堕落な生活を送っていたら、顔がすごくだらしなくなったことがあるんですよ。
「あ、これダメだな」と思って、生活リズムを戻したら、顔つきがもとに戻りました。
でも、実際その時、まわりの人から「顔つきがだらしなくなったな」って思われるほどの変化はなかったはずなんです。

自分が「だらしない生活を送っている」と思っているからこそ、自分の見た目がそう見えてしまう。
つまり、自分の顔つきに自信がなくなったのは、見た目や生活自体ではなく、意識のせいなんですよね。

言霊ことだまみたいなものです。

自分で「自分の顔、ちゃんとしているな」と思えていれば、雰囲気を含めた外見はよくなるんですよね。だから、そのマインドに持っていけるように、自信が持てるような行動を起こすことが必要なんです。

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新刊紹介

金内柊真

かねうち・とうま●1996年大阪府出身。東京総合美容専門学校卒業後、
2017年よりヘアサロン「ALBUM」に入社し、現在は新宿店勤務。Twitterから発信する熱いつぶやきが多くの共感を集め、2018年8月に初の著書「才能が無ければその分努力すればいい」を刊行。2018年10月現在、Twitterでは約13万、Instagramでも約8万のフォロワーを持つ。

Twitter●https://twitter.com/Kaneuchi_Toma
Instagram●https://www.instagram.com/Kaneuchi_Toma/

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