2019.8.30
食べログ全国No.1に輝く焼肉店「金竜山」の真髄を教えよう
頂上を目の前にして、いつもはここでもう一度小休止。
雪山の洗礼と言える柔らかな食感が続いた後で、ここでは噛み締める程に旨味が吹き出し、野性味あふれる食感が強いハラミがオススメ。
いよいよ雪山の頂で待っているのが、特上ロースだ。
特上ロースに使われているのは、肩寄りのロース芯。
特上カルビで使われたサーロインの芯から続く部位だが、判は遥かに小さく、サシも細かい。
旨味もより凝縮した感じで、食感と旨味のバランスが芸術的。
この特上ロースを食べるために、霜降りという吹雪の中を登ってきたのだ。
頂上まで登ったら、あとは下山が待っている。
ここでは奮発してヒレやシャトーブリアンを頼むのもあり。
肉バカは、ヒレやシャトーブリアンではなく、レバや味噌ダレのタンを楽しむことが多い。
もちろん他にも美味しいメニューはある。
前半に炙りシンシンなどを食べるのも人気だ。
金竜山の営業時間は、18時からと20時からの2部制。
土日は16時からが加わり3部制だが、テーブルが4つしかないことを考えると予約は、限りなく狭き門だ。
現在は常連さんだけでもパンパンで、一般の予約をほぼ受け付けることができず、キャンセル待ちは600組を超えているらしい。
もし金竜山に行ったことがなく、どうしても行ってみたい人がいるなら、まずは金竜山に通う常連さんを見つけるのが近道といえる。
だが、これだけは言っておきたい。
どんなに待ってでも、行く価値がある雪山が待っている。