よみタイ

小池克臣「No Meat,No Life.を生きる男の肉だらけの日々 肉バカ日誌」
年間200食もの牛肉を食べるという、名実ともに肉バカ、小池克臣が日々蓄えてきた肉への愛、知識、体験……そのすべてを注ぎ込む究極の肉コラムがここに。肉好きはもちろん、そうでなくても知っておくべき肉のあれこれが満載!

今ならまだ間に合う! もうすぐ予約が取れなくなるメチャクチャ美味しい焼肉屋!!

本当は人に教えたくない焼肉屋。
今より混んでしまったら、自分で自分の首を絞めることになってしまう。

それは困る。

だが、こんな凄い焼肉屋が存在することも知ってほしい。

……葛藤に苦しみながら、遂にその焼肉屋を公表する決意をする。

その焼肉屋は、都営新宿線西大島駅から徒歩1分という抜群の立地で営業を行っている。

今ならまだ予約はできるであろうが……

その店の名は「炭火庭すみびてい」。

肉バカは尊敬の念を込めて”ニワ”と呼んでいる。
店内は地元のお客さんで常に満席。

事前に予約で一杯のようには見えないが、席が空くと、またすぐに次のお客さんが入って満席になる。
こんな風景からも、ニワが地元民にいかに愛されているかが、よく分かる。

6枚で1,880円という奇跡のような値段の特上タン塩
6枚で1,880円という奇跡のような値段の特上タン塩

ニワに行ったら絶対にオーダーして欲しいのが特上タン塩。
ただし、特上という言葉にビビる必要は全くない。

10年前と違ってタン塩が高級メニューとなり、なかなか気軽にオーダーしにくい時代になってしまったが、1,800円(2019年6月現在)という手の届く価格帯だ。

そして、四隅のちょっと硬い部分は全て切り落とし、タンの根元の中でも芯だけを贅沢に食べさせてくれる。

キレイなピンク色の肉肌で、細かなサシが散りばめられている。

誰が見ても、食べる前から極上ものだと分かるだろう。

店主がどの方か聞いたことがないが、店主のドヤ顔を想像してしまうハイクオリティさ。
しかも巷で見かけるようなペラペラなタンではなく、ほどよく厚みがあり、更にこれが1人前6切れ(2019年6月現在)。

これで1,800円というのは、焼肉を食べ込んでいる人間からすると、信じられないほど安い価格と感じるだろう。

これだけの特上タン塩だ。
テキトーに焼いて食べてもそれなりに美味しいが、せっかくなのでこの特上タン塩に合った焼き方で火入れを楽しんでほしい。

まずは網の中央で表面をしっかり香ばしく仕上げる。
網から持ち上げた瞬間に、タンの脂がフツフツしてる状態がベスト。
両面を焼き上げたら、タンを網の端っこに移動させ、ここで1分ほど待機。
この間にタンの中で肉汁が落ち着いてくる。

最後はまた網の中央に戻し、さっと両面を炙って完成だ。
前歯を刺激するサクサクの歯切れに、おのれの舌を包み込む甘みを感じることが出来る。

この特上タン塩を食べただけで、ニワの破壊力を十二分に感じてもらえるはずだ。

ちなみに特上タン塩には厚切りもある。

焼肉を食べ込んでいるなら、この極上さがわかるはず
焼肉を食べ込んでいるなら、この極上さがわかるはず
1 2 3

[1日5分で、明日は変わる]よみタイ公式アカウント

  • よみタイ公式Twitterアカウント
  • よみタイ公式Facebookアカウント

関連記事

よみタイ新着記事

新着をもっと見る

小池克臣

こいけ・かつおみ●1976年、神奈川県横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。焼肉を中心にステーキやすき焼きといった牛肉料理全般を愛し、さらには和牛そのものの生産過程、加工、熟成まで踏み込んだ研究を続ける肉の求道者。著書に『No Meat,No Life.を実践する男が語る和牛の至福 肉バカ。』がある。
公式ブログ「No Meat, No Life.」→ http://d.hatena.ne.jp/BMS12/

週間ランキング 今読まれているホットな記事