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小池克臣「No Meat,No Life.を生きる男の肉だらけの日々 肉バカ日誌」

2019年の年末年始に食べるべき極上和牛の賢い買い方・選び方

まず、最も惹かれるのが浜口さんが肥育した純但馬血統の特産松阪牛(個体識別番号1366913010)。
松阪牛全体の中でも2%程度しか存在しない特産松阪牛であるなら、食べずにはいられない。
しかも月齢46ヶ月という超長期肥育。
一般的な出荷月齢が27ヶ月程度だと考えると、どれほど手間がかかっているか想像がつく。
拙著『肉バカ』刊行にあたり、浜口さんの牧場には見学に行かせてもらったのだが、徹底した環境の整備に、こだわりの飼料、そして牛たちへ注ぎ込んだ愛情を考えれば、食べる前から涎が垂れてきてしまう。

特産松阪牛以外にも、浜口さんが肥育した月齢36ヶ月の松阪牛(個体識別番号1480279009)も店頭に並ぶ予定だという。
肉好きなら、この2頭の食べ比べをしてみたくなってしまう。

超長期肥育というのであれば、岡崎さんが肥育した近江牛(個体識別番号0866250373)も店頭に並ぶ予定だという。
この近江牛の月齢は40ヶ月。
他の精肉店ではまずお目にかかれないレベルだ。

そして、今年、東京食肉市場で開催された全国肉用牛枝肉共励会の雌牛の部で、前人未到の3連覇を達成した鳥取の田村さん。
その田村さんの田村牛は3頭も揃っている。
それぞれ月齢は35ヶ月(個体識別番号1392594603)、34ヶ月(個体識別番号1351085821)、32ヶ月(個体識別番号1396785410)。
あっさりと口溶けのよいサシはしつこさがなく、すき焼きで何枚でも食べれてしまうだろう。

ちなみに、年末まで待てないという肉好きには更なる朗報がある。
この原稿を書いている日(12月17日)の銀座吉澤のラインナップは

吉田さんが肥育した特産松阪牛
畑さんが肥育した特産松阪牛
堀井さんが肥育した松阪牛
岡崎さんが肥育した近江牛
田村さんが肥育した田村牛
佐々木さんが肥育した純但馬血統の奥州牛

という見事さ。
正直、肉バカは年末まで待てない。

年末年始は銀座吉澤で買った和牛ですき焼き。

これで2019年を最高の思い出とともに締めくくることができ、2020年を最高の状態でスタートさせてくれるだろう。

年の瀬にどの和牛を買って食べるか、一緒に悩んでほしい。

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小池克臣

こいけ・かつおみ●1976年、神奈川県横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。焼肉を中心にステーキやすき焼きといった牛肉料理全般を愛し、さらには和牛そのものの生産過程、加工、熟成まで踏み込んだ研究を続ける肉の求道者。著書に『No Meat,No Life.を実践する男が語る和牛の至福 肉バカ。』がある。
公式ブログ「No Meat, No Life.」→ http://d.hatena.ne.jp/BMS12/

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