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2019年の年末年始に食べるべき極上和牛の賢い買い方・選び方

家族でいただくすき焼きの格別さ……ではその肉はどこで買う?

焼肉、ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ等々。
和牛には多彩な食べ方が存在する。

しかし、年末年始であれば、お鍋を家族全員で囲み、鍋奉行である父親が力を発揮するすき焼きが最適といえる。
そもそも他の牛肉にはない霜降りが特徴の和牛であれば、滑らかな食感を生み出す薄切りのカット、日本人の心に響く醤油や砂糖の味わい等、一口食べれば誰もが笑顔になるのがすき焼きだろう。

しかし、家庭で食べるすき焼きにも、たった1つだけ問題がある。
それが肉の購入法だ。
デパートで一番高い牛肉が一番美味しいのか。
きっとそんなことはない。
ただ値段だけでやみくもに良い牛肉を探すのではなく、本質を追求することで辿り着く美味しい牛肉を教えたい。

まず、東京で一番美味しい牛肉を買える精肉店はどこか。
肉バカの経験上、それは銀座吉澤であると言いたい。
もちろん、肉バカも年末は毎年銀座吉澤で肉を購入している。
というか、ここ数年銀座吉澤以外で年末年始用の肉を買ったことがない。

常日頃から、長期肥育の雌牛だけを取り揃える銀座吉澤だが、年末のラインナップの素晴らしさは我が目を疑うほど凄まじい。

今回は銀座吉澤の母体である東京食肉市場の中卸である吉澤畜産の冷蔵庫の中をチェック、その仕上がりから予想される出荷時期から、年末に買える極上の個体の番号を教えてしまう。
いつも以上にマニアックな内容になってしまうが、これらのラインナップを知ったら、間違いなく年末は銀座吉澤に走ってしまうだろう。

もちろん、肉バカもこの中から選ばれた肉を食べるつもりだ。

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小池克臣

こいけ・かつおみ●1976年、神奈川県横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。焼肉を中心にステーキやすき焼きといった牛肉料理全般を愛し、さらには和牛そのものの生産過程、加工、熟成まで踏み込んだ研究を続ける肉の求道者。著書に『No Meat,No Life.を実践する男が語る和牛の至福 肉バカ。』がある。
公式ブログ「No Meat, No Life.」→ http://d.hatena.ne.jp/BMS12/

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