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小池克臣「No Meat,No Life.を生きる男の肉だらけの日々 肉バカ日誌」
年間200食もの牛肉を食べるという、名実ともに肉バカ、小池克臣が日々蓄えてきた肉への愛、知識、体験……そのすべてを注ぎ込む究極の肉コラムがここに。肉好きはもちろん、そうでなくても知っておくべき肉のあれこれが満載!

2019年の年末年始に食べるべき極上和牛の賢い買い方・選び方

いよいよ2019年も終わろうとしてる。

年末年始の恒例行事といえば、誰が何と言おうとすき焼きしかない。
以前にもお話しているかもしれないが、この時期こそ、和牛の旬。

今最高の和牛、最高のすき焼きを食べずして、いつ食べると言うのか。

和牛の旬が師走である理由

気候
一般的に和牛は暑さに弱い。
昨今の温暖化で年々夏の気温が上がって辛いものだが、人間以上に和牛にとって夏は過酷な季節だ。
食欲も落ち、水分ばかり摂取してしまう。
となると自然と肉の味は落ちてしまうものだ。
だが、そこからだんだんと涼しくなるにしたがって、和牛の体調も良くなり、師走には最高潮に達するのだ。

文化
和牛肥育の農家さんは、今では専業がほとんどだが、昔はお米などの農作物との兼業が主流であった。
元々和牛が農耕機の代わりだった時代を考えれば、当然なのかもしれない。
当時の農家さんはお米の収穫が終わった後に、それぞれの自信のある牛を持ち寄って品評会を行っていた。
その名残で、今でも和牛の品評会は11月や12月に集中している。
結果として、肥育している和牛の中でも自信のあるものをこの時期に集中して出荷するということにつながるのだ。

需要
年末はお歳暮の時期であり、年末年始のハレの料理としてすき焼きを食べる文化が日本にはある。
必然的にこの時期、牛肉の値段は上がるのだが、この需要にあわせて一年で最も多くの和牛、ひいてはハイクオリティ名和牛が出荷されることになるのだ。

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小池克臣

こいけ・かつおみ●1976年、神奈川県横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。焼肉を中心にステーキやすき焼きといった牛肉料理全般を愛し、さらには和牛そのものの生産過程、加工、熟成まで踏み込んだ研究を続ける肉の求道者。著書に『No Meat,No Life.を実践する男が語る和牛の至福 肉バカ。』がある。
公式ブログ「No Meat, No Life.」→ http://d.hatena.ne.jp/BMS12/

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