2022.1.7
防寒コーディネートは、実用的なお洒落で
東京より北の緯度の地で生活した経験がない私にとって
底冷えのするミラノでの冬に戸惑うことが沢山ありました。
ある冬晴れの日、日差しが暖かく散歩日和だと思いましたので、
日向ぼっこを楽しむつもりで、外出先から自宅までしばらく歩いて帰りました。
日差しは心地良く感じられたものの、その日の気温は0度くらいだったでしょうか。
帰宅したとたん具合が悪くなり、そのまま1日が終わってしまいました。
思い当たることは特になく、体の冷えが原因だとしか思えません。
厚手のコートに手袋……自分では防寒の完全装備をしているつもりでしたが、
帽子をかぶってはいませんでした。
頭から冷えが全身に回ってしまったのでしょう。
以来、防寒のために帽子をかぶることの大切さを知りました。
もともと帽子が好きなので、気温が下がる頃には
冬のお洒落と実用を兼ねて楽しんでいます。
そして肝心なのは、足元。
足裏にホッカイロを装着しても、革底靴で出かけると
石畳のせいもあるのか、私の冷え切っている足裏ではいまひとつ発熱せず
悲しくなりながら早めに帰宅したこともありました。
足が冷えているときには足湯につかり、温めるようにしています。
首、手首、足首を冷やさないようにと、幼い頃、よく祖母に言われたものです。
しっかりと防寒しながらお洒落も忘れずに、
冬のお出かけをより快適にしたいですよね。
選び方は、しっかりした滑りづらいゴム底で足首を覆うブーツ、
ワンピースやスカートの時は、カシミヤやデニールの番手の高いタイツを着用します。
パンツの下にもタイツやレギンスなどを重ね着して足腰を冷やさないようにすれば、
コート丈も気になりません。
寒い日も背筋を伸ばして、冬を楽しんで過ごせます。