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これが本当に自然に生まれたものなのか!? 洞窟を貫いて川が流れる 世界三大天然橋のひとつ「帝釈峡の雄橋」【山の名&珍プレイス 第10回 前編】

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雄橋以外も見ごたえあり! カルスト地形の観光地

 帝釈峡付近は石灰岩が主体の台地で、カルスト地形だ。石灰岩は岩石としては水に溶けやすく、帝釈川水系の地底川による浸食作用によって生まれた鍾乳洞が巨大化し、その後に天井部分が崩落。数十万年をかけて、最終的にアーチ状に残ったものが雄橋だと考えられている。そんな場所ゆえに、近くには「鬼の唐門」という天然橋もあり、増水したときには下部を水が流れる。「白雲洞」という鍾乳洞もあって、のんびりと散策するのに適した場所だ。

雄橋にも近い「鬼の唐門」。岩の割れ目のようにも見えるが、こちらも天然橋の一種だ
雄橋にも近い「鬼の唐門」。岩の割れ目のようにも見えるが、こちらも天然橋の一種だ
鍾乳洞である「白雲洞」は雄橋の上流。徒歩10分ほどしか離れていないので、組み合わせて見物したい
鍾乳洞である「白雲洞」は雄橋の上流。徒歩10分ほどしか離れていないので、組み合わせて見物したい
白雲洞の内部。公開されている鍾乳洞としては小規模だが、さまざまな名称がつけられた奇岩が多く、短時間でも十分楽しめる
白雲洞の内部。公開されている鍾乳洞としては小規模だが、さまざまな名称がつけられた奇岩が多く、短時間でも十分楽しめる

 ところで、雄橋の左岸(上流から見て左側)には道路がつけられている。この幅が広い未舗装路は現在の「中国自然歩道」の一部でもあり、近隣の住民にとって以前は生活道でもあった。そのためにクルマも通れるのだが、一般車両は通行止めとされている。つまり、自然の中を歩ける車道を兼ねた遊歩道であり、一般的な登山道とは言いにくい。

「雄橋」よりも貴重!? 穴場中の穴場の天然橋は、東北の深山に……

 日本には“完全なる山中”にあり、しかも“下を川が流れている天然橋”はないのだろうか? じつはそんな超希少な“山中の川が流れる天然橋”が、東北に存在している! この情報があふれている時代でも、どうしたわけか知る人が本当に少ない、穴場中の穴場だ。詳しくは後編で!

(9月13日(日)9:00公開の後編に続く)

駐車場から雄橋までは、往復2時間もかからない。落石のために昨年秋からは雄橋付近は通行止めになっており、少し離れた場所からしか見られないが、現在再整備中だ。(地図の参照元:YAMAP <a href="https://yamap.com/maps/5457" rel="noopener" target="_blank">YAMAPの当該箇所はこちら</a>)
駐車場から雄橋までは、往復2時間もかからない。落石のために昨年秋からは雄橋付近は通行止めになっており、少し離れた場所からしか見られないが、現在再整備中だ。(地図の参照元:YAMAP YAMAPの当該箇所はこちら

次回、連載第10回<後編>は9/13(日)9:00公開予定です

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高橋庄太郎

たかはし・しょうたろう
山岳/アウトドアライター。1970年宮城県仙台市生まれ。高校の山岳部で山歩きを始め、出版社勤務後の2年間の無職時代には国内外のアウトドア旅へ。その後フリーランスのライターとなり、ウェブメディアや雑誌を中心に執筆活動を続けている。近年はイベントやテレビへの出演も多く、アウトドアギアのプロデュースも手掛けている。著書に『テント泊登山の基本テクニック』(山と渓谷社)、『トレッキング実践学』(ADDIX)、共著に『“無人地帯”の遊び方』(グラフィック社)など多数。

Instagram: @shotarotakahashi
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