2023.12.10
「あなたのおしっこ綺麗だね」と愛する人に言われ続けたい。だから、おしっこについて本気出して考えてみた。
カップ麺と炭酸飲料中心の食生活を大幅に見直し、腸内環境を整えるために苦手だったキノコ類も積極的に口にするようになった。朝は白湯、昼はルイボスティー、夜は寝る前の一杯として養命酒という黄金のルーティーンが確立されたのに加え、最近ではなわとびのような軽い運動にも手を出し始めた。日々の美容と健康の積み重ね。その結果たどり着いたのがこの珠玉のおしっこなのである。
私の中にひとつの小さな欲望が芽生える。
この綺麗なおしっこのまま、残りの人生を生きていきたい……。お肌もツルツルでいたいけど、おしっこだって綺麗でいたい。
毎日当たり前のように我々が排泄しているおしっこ。その色や匂いだけで、自分の健康状態が手に取るようにわかるのだという。おしっこが「健康のバロメーター」と言われる由縁である。
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普段は出したらすぐに流してしまうおしっこ、これを毎回観察するクセをつけてみようと私は思い立つ。
まずは色。淡い黄色ならば健康のしるし、赤色は血が混じっている恐れアリ、黄土色やオレンジ色の場合は、尿路結石やガン、内臓疾患の疑いアリ。
匂いと泡立ちも細かくチェック。甘い匂いがするときは糖尿病、刺激臭は感染症の疑いアリ。泡立ちが良過ぎるときはおしっこに糖分が多く含まれている証拠だという。
たかがおしっこ、されどおしっこ。ワインのテイスティングはできなくとも自分のおしっこの状態ぐらいは自分で把握できるようになりたい。おしっこソムリエ一年生、頑張ります。
どれどれ……よし、色は澄んだ黄色、匂いは無臭、そして自然な泡立ち、変わったところは別段見られない。合格だ。ありがとう、私のおしっこは今日も元気です。
だが、現状に満足してばかりもいられない。人間は常に進化を求める生き物だ。よりよいおしっこを目指し、さらなる努力を模索してみよう。
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