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家族3人5泊6日で約14万円! 意外とコスパのよいレンタルキャンピングカーの旅

キャンピングカー(レンタルですが)を愛する理由

さっきさりげなく、“我が家のキャンピングカー”などとエラそうに書きましたが、実はこれ、自分の車じゃありません。
年末の12月29日から年明け1月3日まで、5泊6日の契約で借りたレンタカー。
年末年始は東京の家でも山中湖の家でもなく、キャンピングカー車中泊の旅で過ごすことにしたのです。

旅程をざっと紹介すると、12月29日午後に東京・世田谷区の我が家を出発したのち、東北自動車道に乗って一路、那須高原を目指しました。
友人一家と合流し、スキーなどやりつつ12月31日まで那須に滞在。
ちなみに那須は、デュアルライフ計画を立てたときの有力候補地にしていたほど好きで、たびたび訪ねる土地です。

キャンピングカー旅の良さは、特に予定を立てずに行き当たりばったりでOKなところです。
今回も那須でスキーをし、友人一家と別れたあとはノープランだったのですが、年末に到来した寒波で、那須地方にも激しく雪が降りはじめたため、なるべく山から離れ、海の方を目指しました。
元日のお昼には、茨城県ひたちなか市の那珂湊おさかな市場に到着。海鮮料理屋で新鮮ないくら丼などを堪能しました。

その後はどんどん南下して千葉県入り。
1月2日は成田山新勝寺で初詣。そして木更津のアウトレットで新年初買い物をしたあと、東京湾アクアラインを通って海ほたるPAに入り、その日の宿とすることにしました。
四方を海に囲まれたシチュエーションでの車中泊もなかなかオツなもの。
そして初日の出ではありませんが、1月3日の日の出を拝んだあと、のんびりと東京の家に戻ってきたというわけです。

海ほたるから見た日の出。
海ほたるから見た日の出。

僕がキャンピングカーを借りるのは今回で6回目(いや、7回目だったかな?)です。
初めて借りたのは2015年、フジロックフェスティバルに学生時代からの腐れ縁の友人たちとともに行ったときでした。
3日間のフジロックの宿泊所にするために借り、初体験したキャンピングカーがあまりにも快適で楽しかったので、それ以降、病みつきになりました。

ちょうどその頃から犬を飼いはじめたことも、キャンピングカーにはまった大きな要因です。
うちの妻と娘(まあ、僕もなんですが)は犬を溺愛しているため、ペットホテルに預けることもできず、一緒に旅する手段を探したら、キャンピングカーが最適だったというわけです。

家族での初めてのキャンピングカー旅行は2016年の夏。信州のオートキャンプ場などへ行きました。
なんてことはない小旅行でしたが、このキャンピングカー体験が娘にも妻にも大ウケ。
こんなに楽しいことはないと感激し、いっそのことセカンドカーとしてキャンピングカーを買おうかという話まで持ち上がりました。

しかしその当時の我が家にはもう一つの大計画、“山の家購入作戦”もありました。
しかも、当時乗っていた某ドイツメーカーの車がにわかに不調となり、近々に買い替えなければならないことになりました。
我が家に、別荘とキャンピングカーと車を一度に買えるほどの経済的余裕はまったくありません。
検討を重ねた結果、別荘と新車を思い切って購入し、キャンピングカー所有の夢はあきらめたわけです。

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新刊紹介

佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『オフィシャル・サブカル・ハンドブック』『日本懐かしスニーカー大全』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

ツイッター@satoseijiro

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