よみタイ

CITY BOYおじさん 湖畔でデュアルライフはじめました。

デュアルライフ民って地元から歓迎されてるの? ゴミは出せる? 下水がないって本当? 疑問に答えます

村がデュアルライフ民に発行してくれるウェルカムカードで、温泉は500円引きに

デュアルライフ民は純・村民と観光客の中間的な存在ですが、山中湖村ではそんなハーフポテトな俺たちの生活向上のため、申請すれば「ウェルカムカード」というものを発行してくれます。
このカードを提示すれば、村営の様々な施設を村民待遇(無料もしくは半額以下)で利用することができます。

ウェルカムカードの恩恵をもっとも強く感じるのは、温泉に行くときです。
村内には「紅富士の湯」と「石割の湯」という二つの立派な村営温泉があり、我が家は季節を問わず頻繁に利用しています。
両者とも大人の一般料金は800円。ところがウェルカムカードを提示すれば、同行者も含めて5名までは村民価格の300円で利用できるのです。
温泉好きにとっては、これほどありがたいことはありません。
有料の公園や文学館などの施設はすべて無料。また、ウェルカムカードに伴って発行してもらえるパスカードを使えば、駐車場もすべてタダになります。
数百円ずつの節約といえども、この2種のカードのおかげで行動範囲が随分と広がった気がします。

行動範囲を広げてくれる2種の魔法のカード
行動範囲を広げてくれる2種の魔法のカード

そして昨年、村からウェルカムカード交付者であることを示す、A4サイズの大型カードも発行してもらいました。これは車のダッシュボードに置いておくものです。
昨年の緊急事態宣言時、我が家は数か月間にわたり山の家にこもりました。
しかし県をまたぐ移動の自粛が厳しく求められていた当時、デュアルライフ民は皆、肩身の狭い思いをしていました。
車のナンバーが“世田谷”なので、純・村民の皆さんから「なんでこの時期に来るんだよ!」と、ひんしゅくを買いそうな気がしたのです。

「県外から来ているんじゃなくて、ずっとこっちの家にいるんです」と、わざわざ説明するわけにもいきません。
別荘地の多い山中湖村では、そうしたデュアルライフ民の困惑の声を受け、役場がこの“イジメちゃだめよカード”を発行してくれたのです。
一時は、富士山ナンバーの取得を真剣に検討したほどの悩みが、このカードのおかげで一気に解消しました。

“ウェルカムカード”というのは、とてもいいネーミングだと思います。
将来のデュアルライフを考えながらも、果たして地元から歓迎してもらえるのかと心配している人もいるでしょう。
この際、断言しておきます。
大丈夫ですよ、ウェルカムしてもらえます。

大丈夫、歓迎されています
大丈夫、歓迎されています

【2021年2月5日追記】
「浄化槽」に関する記述で、「メンテナンスは不要」と誤解を与えかねない表現がありましたので、本文の一部を削除・修正いたしました。
浄化槽の管理者には、定期的に保守点検・清掃を行い、法定検査を受検することが浄化槽法により義務付けられています。
お詫びして訂正いたします。

*連載初回「東京で生まれ東京に骨を埋めると思っていた僕が、デュアルライフを選んだ理由」はこちらから
*本連載は隔週更新です。次回は2/17(水)公開予定。どうぞお楽しみに!

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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