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62歳になったラフィンノーズのチャーミーが、今もビカビカのビンビンでいられる理由

『鬼滅の刃』で号泣? 意外すぎるチャーミーの私生活

 1980年代からのパンク好きにとっては、圧倒的なカリスマであるラフィンノーズのチャーミー。そんな彼から、私生活で気をつけていることとして、身近な食の話題が出てきたことに驚きつつ、さらにプライベートな話題を振ってみた。
――休みの日なんか、何をしているんですか?
 マイヒーローに対して、こんなベタな質問をしていいのだろうかと思いながらも。

「映画がすごく好きだから、家でNetflixやAmazonプライムビデオを観まくりです。プロジェクターを使って、壁に150インチくらいのサイズででっかく映して。最近、友達に『なんか面白い映画ある?』って聞いたら、『鬼滅の刃』と言うんですよ。
 アニメ? 俺にアニメを推す!? おかしいだろ、ハードル高いなあ! って最初は思ったけど、でもまあ君が言うならと試しに観てみたら……号泣(笑)。食わず嫌いというか、自分で変なハードルをつくって、観る前から『ないない』って思うのは良くないなと、改めて思いました。
 あれも良かったな。Netflixドラマの『サンクチュアリ』。めちゃくちゃ面白かったですね。あと最近は、YouTubeで食に関する動画もたくさん観てます」

ライブと同じくインタビューも手を抜くことはない。(撮影/木村琢也)
ライブと同じくインタビューも手を抜くことはない。(撮影/木村琢也)

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 そしてもうひとつ、プライベートのチャーミーに欠かせないのが、お風呂なのだそうだ。

「俺は本当にお風呂が好きで、行ける日はほぼ毎日のように近所のスーパー銭湯に行きます。最近はやりのサウナはあまり好きじゃなくて、お湯に浸かる風呂好き。毎日、風呂で1時間から1時間半くらい過ごすんだけど、完全にリラックスできる。風呂は最高ですよ。
 ライブで弾けるときはバコーンと弾けて、お風呂でガツーンと抜く。そういうメリハリをちゃんとしないとダメなんですよね」

 チャーミーの底知れぬパワーの源が、少しずつ見えてきた気がする。
 食、映画、風呂。
 音楽の世界から離れ夢中になれることや、完全にリラックスできる時間を持つことが、今のチャーミーにとっては何よりも大切らしい。

「ライブは毎回しんどいですけど、100パーセント出し切らないとイヤなんで、手を抜いたことは一回もない。一回も、ないです。手を抜いたライブなんてやったら、自分が許せなくなるから。どんな仕事でもそうだと思うけど、とにかく全力でやり切って、こけたらそれでもいいじゃないかと思います。とにかく全力で、100パーセントの力を出し切って、明日のことなんかは考えない。そういうことだと思いますけどね、大事なのは」

以下、第2回へ続く。7月15日配信予定です。お楽しみに!

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ドキュメンタリー「ラフィンノーズという生き方」

2011年、結成30周年時に制作・放送されたラフィンノーズ初の公式ドキュメンタリーフィルム。50歳時のチャーミーと変わらずライブで全国を回るバンドの姿をぜひご視聴ください。

【プロフィール】
チャーミー/1961年6月21日生まれ、宮城県気仙沼市出身。
1981年12月に大阪で結成したパンクロックバンド「ラフィンノーズ」のヴォーカル。
83年12月、自ら立ち上げたインディーズ・レーベル「AA RECORES」よりファーストシングル『GET THE GLORY』をリリース。84年11月、ファーストアルバム『PUSSY FOR SALE』をリリース。85年11月、VAPよりアルバム『LAUGHIN’ NOSE』、シングル『BROKEN GENERATION』でメジャーデビューを果たすも、レコード会社の移籍、メンバーの脱退などもあり1991年に一度解散するも、1995年に再結成。以後、結成40年を超えた今も精力的なライブ活動を続けている。

その他最新情報は下記でチェックを!
公式ツイッター:@LaughinNose_
ラフィンノーズ オフィシャルHP

【撮影協力】
WONDER YOYOGI PARK
東京都渋谷区富ヶ谷1-8-7 飯島ビル2F

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『オフィシャル・サブカル・ハンドブック』『日本懐かしスニーカー大全』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

ツイッター@satoseijiro

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