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田村麻美「ブスとお金」

取得して安心!に要注意。資格取得のビフォア・アフター

その資格取得はなんのため?

数多くある資格のなかで、なぜ税理士にしたのか。
資格には国家資格・民間資格と大きく二つに分けられる。
国家資格は、国が認定する資格だ。
民間資格は、民間団体が認定する資格だ。

信用力でいったら、国家資格なのではないか。
数学だけは得意だったので、数字系の資格がいいんじゃないか。
一科目ずつ少しずつ取得できる資格がいいなあ。
お、税理士、科目ごとに取得できるのか。
じゃあ、税理士にするか。
という安易な資格選択方法ではある。

しかし、実際に取得してみて思うのは、
資格は取得すれば安泰、安定するわけではないということ。
取得したらすぐ仕事がくるわけではない。
国家資格であろうと、取っただけで仕事ができるわけでもないし、
仕事が降ってくるわけでもない。
なので、資格をとれば即安定するということはない。

しかし、例えば税理士であれば、税金の専門家であり、
事業をされている個人事業主・法人の方の申告需要は一定数ある。
自身で申告している場合も多いが、その煩雑さゆえ、
まだまだ税理士に依頼する方もいるということで、
2020年現在においては、税理士の需要はまだ健在だ。
ただ、今後、ロボット、コンピューターにとって代わられる
可能性もあるわけで、いつまでこのままの状態が継続するかは
わからない。
といったように、資格は取れば安泰というものではない。
これは弁護士のような超難易度の高い資格でも同じことが言える。

そんな中、現在、「資格」と検索すると数えきれないほどの資格がでてくる。
国家資格から民間資格。
世界遺産検定といった趣味的な資格も多数でてくる。
趣味として資格を取るのか。
勉強のために資格を取るのか。
経済力のため、仕事のために資格を取るのか。
まず、取得の理由を考えよう。

今現在、多くのみなさんはコロナ禍の影響で不安な日々を過ごしているだろう。
性別や立場に関係なく、将来について不安を抱えている。
今、勤めている会社は今後どうなるのか。

経済的に不安定であればあるほど、何も深く考えず、
とりあえず資格だとすぐに答えを出そうとする方が増える。

しかし、資格はあくまで手段であり、それを使ってお金を生めるかどうかは
自分の努力や作戦次第なのだ。

その資格の将来性は?
それでみんな食えていますか?
取得まで大体どれくらい期間がかかるのか?
私が知らないだけであるのかもしれないが、
簡単に取れて、簡単にお金につながる資格ってあるのでしょうか。

時間は有限。
趣味で資格をとるのであれば、何でもいい。
好きな資格の取得を目指せばいい。
しかし、経済的な安定を目指していきたい。
そのためには資格をとれば安泰だ!
と考えるのであれば、そこは要注意だ。

まじめに書き綴ってきたが、最後に毒を吐かせてくれ。

イメージコンサルタント。
といった女性が取りたくなるような資格についてもの申したい。
自分が生きていくにあたって、
自分の見せ方は大事なことである。
それをアドバイスできるノウハウを、勉強するにあたって
習得することができるのがイメージコンサルタントであると思う。

私も自分の打ち出し方、ブランディングというものを
常に意識しているところはあるので、
イメージコンサルタントは一定の需要があると考えている。

しかしだ。
無事にイメージコンサルタントの資格をとりました。
さあ、これで仕事をしていこう。
と考えた時、
そもそも、自分のイメージコンサルができていない
イメージコンサルタントって絶対仕事がこないはずなのである。

言葉を選ばずに言う。
イメージコンサルタントなのに、めっちゃダサい服装の人は、
終わってるよねということが言いたいのである。

資格をとれば安泰ではない。
資格は取るまでもそれなりに大変だが、
むしろ取った後の方が大変である。

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田村麻美

たむら・まみ●1984年埼玉県生まれ。立教大学経済学部卒業後、同大学院で経済学研究科博士課程前期課程修了。2015年に東京都足立区にTRYビジネスソリューションズ株式会社を設立し、税理士として活躍中。夫と娘の3人家族。自身の顔写真をカバーにしたデビュー作『ブスのマーケティング戦略』(2018年12月刊/文響社) は、「ブスが幸せな結婚&ビジネスでの成功」を叶えるための戦略を論じた画期的なエッセイ。刊行直後から話題となりロングセラーとなっている。「ブス」という現実に向き合い、あきらめず、粘り強く努力を続けた経験から、「がんばるブスたちが輝く日本をつくりたい」という骨太のライフワークを実践中。
http://tamuramami.com/

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