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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

エスニックショップで買える品々は、最高のリラックスグッズ

インド、ネパールなどアジア諸国のグッズをびっくりするくらいの安価で販売するエスニックショップには、お金のない若いころ随分とお世話になった。
雑貨系を中心に何か欲しいものが出てきたら、まずはエスニックショップをチェックするのが習慣になっていた。

大人になってからその頻度はだいぶ減ったが、僕はいまでもときどき、エスニックショップに足を運ぶ。
目的はお香だ。

自宅の自室で毎日仕事をしている僕は、気分よく集中できるように、部屋の環境を自分仕様に整えている。
そのためのアイテムのひとつがお香なのだ。

世界最大手であるHEMのお香を各種揃え、その日の気分で香りを選んで焚いている。HEMはインドのブランドで、取り扱うお香の種類は200を超えるという。

お香をつけるとあっという間に部屋の中はインド化する。家人からはときどき「やっすい匂いがする」と揶揄されるが、この安っぽいエイジアンな香りがいいのに、わからんかな〜と思っている。

お香+サルエルパンツ+マントラ再生アプリで120%のリラックス環境に

もうひとつ、いまでもエスニックショップでときどき買うのが衣料品だ。ヒッピー的な趣味はないので、この手の服を着て外出することはないが、部屋でリラックスするのに最高なのだ。

特に気に入っているのは、股の下に大きな余裕のあるサルエルパンツ。夏の部屋着として、ゆるっゆるで涼しいサルエルパンツは最適だ。

そしてさらにもうひとつ、紹介したいエスニックアイテムがある。「Buddha Box」、「Buddha Chant」、「Buddha」などのアプリだ。
どれも本場の仏教のチャントやマントラが再生される。
チャントやマントラというのは、要するにお経なのだが、日本のお寺の読経とは違い、音楽的で明るい雰囲気。
アプリを使って低い音で流していると気分が落ち着き、仕事が捗るのである。

部屋の中でサルエルパンツを穿き、お香を焚いてマントラを聴きながら仕事をする僕。
もしかしたら、ものすごく危ない人に見えるかもしれないけど、大丈夫かな?

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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