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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

エコバッグももういらない? 大容量ポケット付きエプロンの使い道

レジ袋有料化がスタートして2ヶ月半経過したが、皆さんはちゃんとエコバッグを使っているだろうか。
僕はいつもなるべく荷物を少なくし、可能な限り手ブラで外出したいと思っているせいもあり、肝心なときに忘れがち。
有料化の本旨を考えると意地でもレジ袋は使いたくないので、エコバッグを忘れたときは買った物を無理やり服のポケットにねじ込み、入らない物は手に持ったまま街を歩く羽目になる。

話は変わるが、先日、定例ワークマンチェックをしていたら、この秋の新作として素晴らしいエプロンが売り出されていた。
キャンプや登山、釣りなどの野外活動での使用を念頭につくられたこの「アウトドア・ハントエプロン」は、大容量のポケットが肝。
前に3箇所の大型ポケット、そして背中には腰幅いっぱいの超大型ポケットが施されている。

素材は丈夫な厚手の布。色は僕が買ったカーキのほかに黒もあった。
最近は野外活動用の男エプロンが広まっているけど、これはその中でもワイルドなデザインで、なかなかいい。
自分でオイルコーティングなんかしたら、さらにカッコ良くなるんじゃないかと思う。

まるで間抜けな万引き犯のようになってしまった

本来の使用法通り、アウトドアで使おうと考えて買ったのだが、待てよ?
こんなに大容量のポケットがついているなら、買い物に着ていけば、バッグもエコバッグもレジ袋も不要ではないか!

と、思い立ってしまった僕は、購入した当日にさっそくこれを着て、近所のスーパーへ行ってみた。
思った通り、相当な収納力だった。
卵パックもネギもペットボトルも食パンも、ポケットに入れることができたのだ。

でも、もう二度とやらない。
帰り道、間抜けな万引き犯みたいなその不審な姿に、すれ違った人が二度見していたからね。
今度はまっとうに、釣りをするときに使うのだ。
そしてオイルコーティングはいつか必ずやってみようと思っている。

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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