そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。
2020.7.20
実は男の道具だったんだ! ワークマンのエプロンで目指せ! 宮崎駿
今日はバーベキュー。
当たり前のように炭とチャッカマンを渡してくる妻。
火起こしってのはきっと、原始時代から男の仕事なんだろうな、と思い黙々とやる僕。
炭火の勢いがなかなか増さないのでうちわであおぐ。
火の粉が舞い上がり、風に流されて僕の服に落ちてくる。
火が順調になると、「はい。どんどん焼いてね」と今度は肉を渡される。
いいんだ、肉を焼くのもきっと古来から男の仕事なのだ。
ラムチョップを焼いていると、炭にポタポタと脂が垂れ、大きく炎が上がる。
そして僕はまた、服で火の粉と灰を受け止める。
火力が弱ってきたので、軍手をはめた手で炭を追加投入。
いつの間にか、僕の大事なTシャツは黒く汚れている。
肉の脂やバーベキューソースもあちこちについている。
「これ、洗濯で落ちるかなあ」と心配している暇はない。
イカ、ハマグリ、エノキ、エリンギ、とうもろこし、妻が次々に食材を渡してくるからだ。
どんどん焼かなきゃ……。
いつの間にかTシャツだけではなく、お気に入りの短パンもススで汚れている。

オーセンティックなワークテイストのヒッコリーストライプがいい雰囲気
バーベキューが終わったら、子供が楽しみにしている花火だ。
安全のため、たっぷりと水をくんだバケツを運ぶ。もちろん男の仕事だ。
歩くたびに水が跳ね、僕の服を濡らす。
ああー、もう!!
今さら気づいても遅いが、バーベキューの日は服が大変なことになる。
そこで、次のバーベキューの日のために、前から気になっていたワークマンのアウトドアエプロンを購入。税込1,500円也。
ワークテイストなヒッコリーストライプがかっこいい。
家で試着してみる。
ほう。悪くないね。宮崎駿みたいで。
男のための労働用エプロンだから、生地は丈夫で丈が長く、ポケットもたくさんついていて機能性が高い。
バーベキューだけではなく、掃除のときや庭仕事、洗車するときにも使える。
犬の散歩のときもいいかも。
人気のない河原や公園のドッグランでリードから解放すると、うちのおバカ犬はニコニコ顔で走り回り、汚れた足でうれしそうに飛びついてくるからな。
作業着は大袈裟だし、夏場は暑い。
そんなとき、このエプロンを着ればいいんだ。
気に入ったぜ。これからはちょくちょく使おう。
宮崎駿に、俺はなる。