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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

天才・バンクシーの展覧会は休業中だけど、ナイスなTシャツで満足

横浜アソビルで開催の「バンクシー展 天才か反逆者か」。
僕はすごく楽しみにしていたんだけど、3月15日〜9月27日という長期開催予定なので、暖かくなったら行こうっと、と悠長に構えていた。
そしたら例のアレですよ。コロナですよ。
コロナのせいで会場がクローズとなってしまい、バンクシー展も再開時期未定で休業となった。

今年の春は前売りを買っていた2本のライブも吹っ飛んだ。
ライブは密閉・密集・密接の三拍子が揃い、おまけにみんな大声で歌ったり叫んだりするから飛沫も飛びまくりなので、確かに中止となるのも仕方がない。
そもそも、外タレは来日しなかったし。

でもでもでも、みんながある程度の距離を保って静かに鑑賞する絵画展なんて、やってもいいんじゃないのーと思っていたのだが、ここまで感染が拡大して緊急事態宣言も出たらしょうがない。
コロナ禍が去り、晴れて再開した暁には観にいくとしよう。

4種類のバンクシーTシャツはどれも素敵すぎて、結局すべてを大人買い!

で、それまでの気晴らしというわけではないんだけど、バンクシーの絵がデザインされたナイスなTシャツを4枚、大人買いしてしまった。
本当はどれか1枚にしようと思ったものの、どれも素敵なので迷った挙句すべて買うことにした。
UNION STATIONのレーベルCollectiveのもので、1枚4,500円(税別)也。

それにしてもバンクシーっちゅうのは、神出鬼没のストリートアーティスト。
ステンシルを駆使する社会風刺に富んだグラフィティアートは世界的に有名だけど、いまだに本名を含む正体はまったくの不明。
2018年にはオークションで落札された絵が、直後にシュレッダーで裁断されるという前代未聞の仕掛けも話題になった、アナーキーな覆面画家だ。

ということは、このTシャツってどうやってつくったの? と不思議に思ったんだけど、バンクシーと契約しているイギリスのFull Colour Black社による、BRANDALISEDというグラフィティアートプロジェクトとのコラボレーションなのだとか。

これはこれで最高だけど、ああ早く本物の絵が見たいぜ。
疫病退散! 疫病退散!

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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