そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。
2020.4.8
もうほとんどバッグ! 手ぶら派に最適なワークマンのショートパンツ
外出は手ぶらが一番と思っている男性は多いはず。
僕もその一人だ。
でもちょっとした外出でも、持っていきたいものは結構いろいろとある。
スマホにイヤホンに財布にIQOS。それにKindleか紙の本。折りたたみキーボードが必要な日もある。
冬場はすべて上着のポケットに入るのでいいのだが、困るのは薄着になっていくこれからの季節だ。
特に短パン&Tシャツなんていう最軽装になる夏場は、ズボンのポケットだけでは収まらず、結局、バッグを持たなければならなくなる。
手ぶらがいいなあと思いつつ、バッグを携える敗北感。
それが夏だ。
でね、先日ワークマンを定期パトロールしていた僕は、ものすごくいいショートパンツを発見してしまった。
もう、画期的ですよ。
狂喜のあまり、短パンシーズンにはまだ早いけれど、即買いしてしまった。

8箇所の大型ポケットと14箇所のマルチループが施されている
ワークマンが長年培ってきた作業服の利点を、一般向けウェアに落とし込んだオリジナルブランド、フィールドコアの短パン。
「CORDURA UTILITY ショートパンツ」という商品名だ。
前後左右に大きなポケットが8箇所もあるのですよ、8箇所も!
それ以外にも、カラビナなどで様々なものをぶら下げられるマルチループが随所(14箇所)に施されている。
もともとはきっと建設作業員用で、いろんな工具を身に着けるためのディテールなんだろうけど、一般人向けとしてハイキングにフィッシングにツーリングに、それにタウンユースにも応用できると謳われている。
これってもう、ズボンというより“ほとんどバッグ”と言ってしまっていいのではないだろうか。
素晴らしすぎますよ、ワークマンさん。
これさえあれば、もうバッグは不要じゃないか。
デザインもいいし、今年の夏はずっとこれでいこうかな。
洗い替え用にあと2〜3着、色違いで買おうと思っている。
そうそう、ワークマンなので当然ながらコスパも上々。税込2,900円也だった。
ポケットの数で割ると、一個あたりたった362.5円だ。
喜びのあまり血迷って、まったく意味のない計算をしてしまったが。