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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

もうほとんどバッグ! 手ぶら派に最適なワークマンのショートパンツ

外出は手ぶらが一番と思っている男性は多いはず。
僕もその一人だ。

でもちょっとした外出でも、持っていきたいものは結構いろいろとある。
スマホにイヤホンに財布にIQOS。それにKindleか紙の本。折りたたみキーボードが必要な日もある。
冬場はすべて上着のポケットに入るのでいいのだが、困るのは薄着になっていくこれからの季節だ。

特に短パン&Tシャツなんていう最軽装になる夏場は、ズボンのポケットだけでは収まらず、結局、バッグを持たなければならなくなる。
手ぶらがいいなあと思いつつ、バッグを携える敗北感。
それが夏だ。

でね、先日ワークマンを定期パトロールしていた僕は、ものすごくいいショートパンツを発見してしまった。
もう、画期的ですよ。
狂喜のあまり、短パンシーズンにはまだ早いけれど、即買いしてしまった。

8箇所の大型ポケットと14箇所のマルチループが施されている

ワークマンが長年培ってきた作業服の利点を、一般向けウェアに落とし込んだオリジナルブランド、フィールドコアの短パン。
「CORDURA UTILITY ショートパンツ」という商品名だ。

前後左右に大きなポケットが8箇所もあるのですよ、8箇所も!
それ以外にも、カラビナなどで様々なものをぶら下げられるマルチループが随所(14箇所)に施されている。

もともとはきっと建設作業員用で、いろんな工具を身に着けるためのディテールなんだろうけど、一般人向けとしてハイキングにフィッシングにツーリングに、それにタウンユースにも応用できると謳われている。

これってもう、ズボンというより“ほとんどバッグ”と言ってしまっていいのではないだろうか。
素晴らしすぎますよ、ワークマンさん。

これさえあれば、もうバッグは不要じゃないか。
デザインもいいし、今年の夏はずっとこれでいこうかな。
洗い替え用にあと2〜3着、色違いで買おうと思っている。

そうそう、ワークマンなので当然ながらコスパも上々。税込2,900円也だった。
ポケットの数で割ると、一個あたりたった362.5円だ。
喜びのあまり血迷って、まったく意味のない計算をしてしまったが。

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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