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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

ニベアってこんな使い方していいの⁉︎ 大人の男を唸らせた驚愕の使用法

前に本コラムで、スキンケアに興味がなかったおっさんの僕が、家にたまたまあったニベアを使ったらたいへん調子が良いという旨の文章を書いた。
その後、ずっとニベアを使っている。
もはや僕の生活には欠かせないアイテムになってしまった。

ところでニベアは、様々な裏技があることでも有名らしい。
パックやヘアクリーム、ネイルケア、メイク落としなどにも使えると紹介されているが、そこらへんは男の僕にはあまり関係がない。
口コミで気になったのは、レザー製品や家具の艶出しにも使えるという話だった。

レザー製の大事な靴や鞄に試すのはちょっと躊躇するのだが、家具でその噂を検証してみることにした。

艶を失い劣化しかけていた大事なテーブルがニベアで見事に再生

僕の家には、桜の木材を使用した重厚なローテーブルがある。
これはもともと、義父が1970~80年代に渋谷で喫茶店を経営していたとき、そのカウンター用に特注したテーブル板。
喫茶店を閉める際に短く切って家のテーブル用に仕立て直したのだそうだが、もらい受けて今は我が家で使っているのだ。

もともと表面はニスでガッチリとコーティングされていたのだが、DIYですべて剥がし、無垢の状態に改造した。
すると見た目はとてもカッコよくなったのだが、困ったことに定期的に手入れをしないとどんどん劣化するようになった。
いつの間にかシミがついたり、潤いを失っていくのだ。

そこでニベアの登場。
全体的に薄く塗り伸ばし、特に汚れやシミが目立つ箇所には入念に塗り込んでいく。そしてキッチンペーパーで、磨くように強めにこすっていくと……。

やつれて輝きを失いかけていた天板が、見事に復活した。
ニベアって、素晴らしいよ!
次はいよいよ、レザーシューズの艶出しにも挑戦しよう。
大丈夫かな?
普通に靴用クリームを使えばいいんだけど、チャレンジするのが男だぜ! 
ニベア片手にイキっても、迫力ないけど。

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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