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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

この世で一番イケてる、メイド・イン・USAの500円トランプ

慢性的な肩こりと頭痛持ちだ。
原因ははっきりしている。眼精疲労である。
ひたすらデスクに座って、PCとにらめっこの毎日だからいたしかたない。多くのご同輩もきっと同様の悩みを持っていることだろう。

眼精疲労を避けるには、定期的に休憩をとらなければならない。
でも僕の場合、休憩といってもついPCでネットサーフィンしたりスマホをいじったり本を読んだりしてしまう。眼精疲労はひどくなるばかりだ。

休憩をするなら、デスクを離れて散歩するなり、軽く運動するなりしたほうがいいのは知っている。
でもちょっとしたブレイクタイムにそんなこともしていられない。だって毎日締め切りあるし。

目が疲れない軽い気晴らし方法はないかと考えていたら、「そうだ、トランプでもしてみよう」と唐突に思った。
大人のちょいサボり時間といえば、PCゲームのソリティア。
PCではなく、リアルのトランプでソリティアでもすればいいのではないかと考えたのだ。

PCゲームではないリアルトランプでのソリティアは、心と体を癒してくれる

でも今の我が家には、子供が小さな頃に買った「プリキュアトランプ」と、大阪に住んでいる兄がなぜか土産にくれた、「大阪人の常識トランプ」しかない。
せっかく優雅に一息つこうと思っても、これでは余計な情報が多すぎる。

せっかくだから、イケてるトランプを買おうと調べてみた。
この世で一番かっこいいトランプってなんだろう?
結論はすぐに出た。アメリカ製の「バイスクル」ブランドのトランプだ。

バイスクルトランプは、1885年に発売された当初から変わらぬデザインで、カジノやマジシャン、それに家庭用として幅広く普及しているものなのだとか。
値段はアマゾンで500円ほどと至ってお手頃だ。
滑らかな“すべり”や適度な“はじき”、そして耐久力を与える“エアクッション仕上げ”が施されているというバイスクルトランプ。
確かに、触っているだけでとても気持ちがいい。

それに何より、デザインが素敵だ。
スペードのエース、ジャック、クイーン、キングといった絵札は、古典的なデザインでノスタルジック。
ジョーカーの札には、自転車に乗った王様が描かれていて可愛らしい。

こんなに普及している普通のトランプを紹介して記事になるかな?と思ったけど、あまりにも最高で毎日いじっているし、眼精疲労も心なしか軽くなってきた気がするので、オススメ物件としてお知らせしておきたかった次第です。

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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