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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

10年使ってきたけどいまだに最高なフライターグのビジネスバッグ

持っているものの中で一番ビジネスっぽくて、ややかたい仕事の現場やPCが必要なときに使うバッグを紹介しよう。
イタリアのバッグブランド、フライターグのROYというモデルだ。
一番ビジネスっぽくてそれ? と思われるかもしれないが、この程度でOKな仕事柄なのでご勘弁ください。

フライターグは使い古しのトラックの幌やシートベルトを素材として再利用するエコなブランド。
そのため、同じモデルであっても色柄は千差万別で、同じものが二つとないのが最大の売りだ。

僕のフライターグは10年ほど前に買った。
もともと風雪に耐えてきたトラックの幌なので、新品の時からやれた感じだったが、どんなにハードに使ってもこれ以上は傷まない。
10年使っても、びくともしない。
それにもし傷んだとしても、そのまま“いい味”になっていくのだろう。

ポップな雰囲気が中心のフライターグだが、探せば渋い色柄のものもある

フライターグの商品はバッグを中心に色々展開されているが、同じ色柄のものは二つとない一点物ということは、偶然の出会いが勝負。
再生品なのにまあまあの値段がするし、トラックの幌なので基本はかなり派手な色柄が多く、僕もこれというものになかなか出会えなかった。

でも、ほどよくカジュアルなビジネスバッグが欲しいと思っていたタイミングで、いい雰囲気のこいつに出会えたのだ。
多分、この色柄でなければ買うこともなかったと思う。

ROYは一回り小さなMOSSというモデルとともに、フライターグの中では“ラップトップバッグ”というカテゴリーに分類されるバッグ。
内側には取り出し可能なパッド入りコンパートメントが入っていて、15インチまでのPCを持ち運ぶのにとても便利だ。

僕のバッグは渋い色柄なのでおじさんが使うのにちょうどいいけど、フライターグはもともとポップな雰囲気のものが多いから、女子や若者にもおすすめできる。
出会いこそが勝負なので、これ!と思ったらお見逃しなきように。

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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