よみタイ

佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

クジラやウミガメや子供たちのために、常時携帯できるエコバッグを買う

グレタ・トゥンベリさんの国連演説を聞いて、心が強く揺さぶられた。
本当に子供たちの未来のために、大人は今こそ地球環境についてもっともっと真剣に考えなければならない。

一口に環境問題と言っても、そのときどきによってホットな話題=トレンドのようなものがある。
無闇にメディアの情報に踊らされるのは浅はかかもしれないが、何も考えずに生きているほうがよっぽど愚かだ。
トレンドになっている話題に関心を持ち、自分なりに環境のことを考えるほうが100倍正しい態度だと思う。

温暖化と並び、最近では海洋プラスチックゴミ問題が大きな話題になっている。
個人レベルでできるのは、ストローやレジ袋などをなるべく使わないようにすることだ。
これはもはや議論の余地などなく、すべての現代人がそうするべきだと思う。

極小サイズなのでキーホルダーにつけて常に持ち歩くことができる

最近は、買い物の際もレジ袋はできるだけ断るようにしている。
買い物する日は大きめのバッグを持っていき、商品をそのまま詰め込むだけだ。
どうしてもレジ袋が必要な買い物をしたときは、その袋を必ず家庭のゴミ出しなどで再利用するようにしている。

困るのは手ぶらで外出中、ちょっとコンビニに立ち寄ったときだ。
ポケットはすでに満杯で、買ったものを入れる余地がない。
レジ袋に入れてもらうしかないが、スモールサイズのビニール袋は再利用しにくいので、用が済んだらついそのまま捨ててしまう。

こういうことをする人間が多いから、死んだクジラの胃袋からビニール袋が発見されるんだ! と自分を責めたくなってしまう。

このジレンマを解決する、便利グッズを発見した。
折りたたむとほんの小さなサイズになる、HUNGBAGというブランドのパッカブルエコバッグである。
これをカラビナでキーホルダーに連結して常に持ち歩けば、もう二度とコンビニでレジ袋をもらう必要はない。

我々一般庶民ができることは、こういう小さなことの積み重ねしかないのだと思う。

[1日5分で、明日は変わる]よみタイ公式アカウント

  • よみタイ公式Twitterアカウント
  • よみタイ公式Facebookアカウント

関連記事

よみタイ新着記事

新着をもっと見る

佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

週間ランキング 今読まれているホットな記事