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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

タイトな革ジャンのインナーには、肩がゴワゴワしないラグランスリーブが最適

ご存知のようにラグランスリーブとは、衿ぐりから脇の下にかけて切り替え線が入り、肩と袖がひとつづきになった服の構造のこと。
1853〜1856年のクリミア戦争で、負傷者も着脱しやすい服の必要性からイギリスのラグラン将軍が考案したという、深い歴史を持つ服だ。

メンズファッションでラグランスリーブが用いられるのは、コートやブルゾンなどのアウター類が中心。
肩が自然に落っこちてラフな雰囲気が醸し出されるとともに、普通の袖より動きやすいのがいいところだ。

でも僕は、あまり見かけないラグランスリーブのインナーを探していた。
これから冬場にかけて、タイトなライダースジャケットなどを着るときに使いたいからだ。
肩の先に切り替えがある普通のインナーだと、干渉して意外とゴワゴワする。
肩がストンと落ちたラグランスリーブのインナーの方が、断然、相性はいいのだ。

ラグランのインナーは珍しいというわけではないけど、探すとなかなか思い通りのものが見つからない。
僕はごくシンプルなスウェットがほしいと思っていた。
シンプルな服といえば、まずはファストファッション系だ。

H&Mで見つけた、“まさにコレ!”なラグランスリーブのシンプルスウェット

ファストファッション系ブランドにもおのおの特色があり、人によって好みが分かれるが、僕はH&Mで目当てのものを見つけることが多い。
だから定期的にパトロールするのは決まってH&M。
このコラムでもH&Mの登場頻度が高いのではないかと思う。

で、やっぱり見つけました、H&Mで。
ラグランスリーブのシンプルスウェット、お値段は税抜で1799円。さすが。
スウェットとしては薄手の生地なので、革ジャンのインナーにまさしくうってつけだ。
とりあえず着回ししやすいグレーを買ったけど、調子が良かったら色違いで買い足そうと思っている。

すごく地味な情報かもしれないけど、今回とてもいいことを言っていると思う。
だからもう一度整理します。

・タイトな革ジャンの下にはラグランスリーブのスウェットを。
・中でもH&Mのものは優秀。
以上です、キャップ。

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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