よみタイ

佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

10年落ちのカシオG-SHOCKを絶対に手放せないたったひとつの理由

2008年の発売と同時に買っているので、かれこれ10年以上使っているカシオG-SHOCK RISEMAN。
腕時計は一度買ったら長く使うのが当たり前だけど、G-SHOCKはどちらかというとデジタルガジェットの類に入り、スペック的に古くなったらどんどん新しいものに乗り換えてもいいものだと思う。
でも僕がRISEMANを手放せないのは、ある機能をとても頼りにしているからだ。

それは気圧測定機能。
最近は“気象病”という呼び方も浸透しつつあるが、僕は気圧の変動に弱い体質だ。
低気圧が近づいてくると、決まって頭痛に悩まされる。
だから気圧変動を常にチェックしておきたい。
万能感のあるスマホでも、リアルタイムの気圧は測ることができないので、RISEMANを手放すことはできない。

迫りくる台風を実感できるRISEMANは防災グッズとしても有効?

RISEMANを買う前は、やはりカシオ製で気圧計が付いたBAROMETERという機種を使っていた。
日本未発売の逆輸入商品なので正確な情報は分からないが、おそらく1991〜92年頃のもの。
そちらも現役だが、やはり年代物だからバンドは劣化してしまって別のものに付け替えているし、機能性や正確性はRISEMANの方がずっと上だ。
“登山用ギア”に特化した最新のプロトレックシリーズにも気圧計付きは色々あるが、山に登らない僕にはちょっと古いRISEMANで十分なのだ。

先日の台風19号襲来のときも、頭痛警戒とともに刻々と迫ってくる台風を肌で感じたかったので、RISENANの気圧測定ボタンを一日中押しまくっていた。
妻と娘に「969ヘクトパスカルを切った!」「なんと945ヘクトパスカルに! これはヤバイ」と逐一報告していたのだが、なんだか面倒臭そうな顔をしていた。

[1日5分で、明日は変わる]よみタイ公式アカウント

  • よみタイ公式Twitterアカウント
  • よみタイ公式Facebookアカウント

関連記事

佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

週間ランキング 今読まれているホットな記事