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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

トレンドのコーデュロイ服、一番かっこいいコーディネートはこれだ!

今シーズンもいろいろなトレンドがあるが、もっとも際立っていているのはコーデュロイ素材の服ではないだろうか。
コーデュロイの本格的な流行は久しぶりで新鮮味もあり、なんだかショップで見かけるたびに欲しくなってしまう。

ところで、偉そうにコーデュロイコーデュロイと言っているけど、僕らの世代はコール天と呼ぶ方が断然しっくりくる。
ウィキってみると、コール天というのは、コーデュロイ(corduroy)の「cord」+ビロードの和名である「天鷲絨てんがじゅう」なのだそうだ。

ふーん、という感想しか出てこないけど、ウィキちゃんにもうひとつ面白いことが書いてあった。
日本のコーデュロイ生地は、90%が静岡県磐田市で製造されている、と。
へえー。

……さて。
話は飛びますが、僕の大好きなRCサクセションに「ダーリン・ミシン」という楽曲がある。
1980年に発売されたRCの4thアルバムにして名盤中の名盤『PLEASE』に収められている、ノリのいいナンバーだ。
https://www.youtube.com/watch?v=SByeMOxBp-E
この曲が大好きな僕は、コーデュロイの服を着るときは必ず、♬僕の、お正月の、赤いコール天のズボンができあがる♬という歌詞の一節を口ずさむことにしている。

なんだかどうでもいいことばかり書いている気がするけど大丈夫かな? 
まあ、いいか。

激しくオススメしたいコーデュロイonコーデュロイの同系色コーデ

トレンド素材なので様々なタイプの服がリリースされているけど、クラシカルで土臭い雰囲気のコーデュロイ素材に一番ふさわしいのは、やはりワークテイストではないかと思う。
そこで僕は、1924年創業の米老舗ワークブランドである、ユニバーサルオーバーオール社のカバーオールを買った。
色は少し迷ったが、せっかくなのでこれまた今期のトレンド色であるブラウンを選択。
アメリカンサイズなので、自分にジャストサイズのはずのMでも少しオーバーサイズ気味のシルエットになり、なかなかいい感じだ。

お店の人は、デニムに合わせたらいいと言っていたけど、なんだか当たり前すぎて面白くない。
眺めていて思いついたのは、コーデュロイ&コーデュロイのコーディネートだ。
それも同系色で合わせてみたら、かなりオシャレになるんじゃないかな?

さっそくユニクロのEZYアンクルパンツを引っ張り出す。
トレンドを見越して、ベージュのコーデュロイを前もって買っていたのだ。
合わせてみたら案の定、まるでセットアップのようにしっくりくる。
う〜ん、いいんじゃないですか?

というわけで、コーデュロイ&コーデュロイの同系色コーデを激しくオススメいたします。

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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