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メニューは無限!? ワインと相性抜群の和食三昧ができるお店がようやく代官山に!〜オ山ノ活惚レ

メニューの中でひときわ目立っていた「毛蟹甲羅詰め」(ハーフサイズ1,900円)
メニューの中でひときわ目立っていた「毛蟹甲羅詰め」(ハーフサイズ1,900円)

「毛蟹甲羅詰め」がやってきました。

嬉しいことにハーフサイズもあります。
かなりのボリュームなのでおひとりだと……、と1/4にできるか考えていただきましたが、大好物の毛蟹、1/2サイズなら余裕です。

毛蟹を夏に? 本当においしいの? 冷凍モノ? と、むしろそっちが心配です。
すると……、

「活惚れ」「オ山ノ活惚レ」を営む松永大輝さんはお料理だけでなく心配りも素晴らしい!
「活惚れ」「オ山ノ活惚レ」を営む松永大輝さんはお料理だけでなく心配りも素晴らしい!

「冷凍? いえいえ、ウチは活の蟹だけです。それをここで茹でてほぐしています。前職の会社から仕入れさせていただいているのでよっぽどのことがない限り一年中あります」と。

前職の会社って? ということで店主の松永大輝さんの経歴を少しご紹介します。

18歳で上京して調理師専門学校を卒業し、和食店で7年間修業。
その後、「魚真」で勤務して魚に目覚めてから9年間、魚とひたすら向き合ってきたそうです。

「時鮭 親子焼き」(2,300円)
「時鮭 親子焼き」(2,300円)

だからここのお魚がおいしいのは至極当然ってこと。

この最高級と言われる天然の「時鮭ときしらず」だってびっくりするほど大きくて肉厚で、おまけにイクラがドンとのっているのにこの価格。

「『魚真』の社長の目利きはすごいです。僕が豊洲で魚を見るより社長から仕入れた方がはるかに安くて確かな魚が手に入ります」と、全幅の信頼を寄せているそう。

「鯵のガリシソ巻き」(ハーフサイズ 600円)
「鯵のガリシソ巻き」(ハーフサイズ 600円)

そして独立し、鴬谷町に「活惚れ」をオープンしました。

それにしても店名がおもしろい。
訊くと、松永さんの出身である静岡県清水市では、カッポレという老若男女が楽しめるお祭りがあるそうです。
独立して自身のお店も老若男女に楽しんでもらえたらという想いで「活惚れ」と名付けたそう。

そして2店舗目であるここは、鴬谷町から山を登って代官山町に来たので「オ山ノ」が付いたのだと。

ひらがなだと普通なのでカタカナにしたそうですが、このセンス、好きだなぁ。

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高橋綾子

たかはし・あやこ●フードパブリシスト。国内外ファッションブランドのプレス時代から培った〝食″へのこだわりは、舌の肥えた業界人も頼りにするレベルの高さ。年間1000を超えるという外食の日々が築き上げたおいしいもの好きが嵩じて、ついに2018年2月に東京・下北沢にてレストラン「üchï(うち)」をオープン。おいしいものしか喉を通らない不思議体質。
Facebook→https://www.facebook.com/ayako.takahashi.1671

uchi→http://uchi.tokyo/

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