2020.1.29
川村エミコが経験した、大人の歯列矯正
それから数年。
31歳の11月。
借金がまだありましたが、「ローン払い」を覚えたわたしは、ついに矯正を決意しました。
歯を抜き、矯正料金とは別に毎月の歯の調整料金を払い、歯をグッと締める度に何とも言えない鈍痛に見舞われ、耐えに耐える。
ガム禁止! 噛めないからミノは無理!
タコ、イカetc…弾力系食べ物食べられず!
たまに腫れもしました。
それから5年と10ヶ月。
36歳の夏。
ついに矯正の器具を歯から外すことが出来ました!
バンザーイ! バンザーイ!! バンザーイ!!! です。
5年と10ヶ月は長かったです。
べらぼーにストレスでした。
でも、歯をイーとする度、綺麗に並ぶ歯に会いたかった学生時代を思い出し我慢し、ジっと耐えました。
矯正器具が取れれば、滑舌も元に戻る事を期待していました。明らかにタチツテトが言いづらくなりましたが、5年と10ヶ月も経つともはや良かった滑舌を思い出せないくらいになっていました。
5年と10ヶ月もあれば、産まれた赤ん坊はそろそろ小学生に上がりますし、バッタだったらもう何回もこの世に生を受けて死んでいます。大人の矯正は本当に大変です。
ただこれで終わって無いのが、歯の矯正!!
矯正は器具が取れてからが大事らしく、ココまでの矯正器具との戦いが第1ステージです。
この後透明な歯のカバー「リテーナー」なるものを1年間ご飯の時以外歯にハメル日々が第2ステージです。
2016年8月、矯正の器具を取るのに掛かった時間は4時間でした。そおっと口の中を舌で確認し触ってみると、とっても口内が広く感じました。思った以上に歯もトゥルトゥルしていました。
終わってすぐにした事はまずボトルガムを買って、飽きるほどにガムを噛んでやりました。
それと、言いづらかったタチツテトにも挑みました。矯正を取った後は舌の動きを制限されないので、割とすぐに話しやすくなり、とても嬉しくて、タチツテトをリズムを付けたり無闇にスタッカートを付けたりしながら色んなバリエーションで軽く3分は唱えておりました。タチツテト狂です。