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西から肉の黒船襲来! 大阪焼肉の真骨頂を東京で味わえる!

年間200食もの牛肉を食べるという、名実ともに肉バカ、小池克臣が日々蓄えてきた肉への愛、知識、体験……そのすべてを注ぎ込む究極の肉コラムがここに。肉好きはもちろん、そうでなくても知っておくべき肉のあれこれが満載!

大阪の京橋駅のすぐ近く。
紫色のド派手な看板に白字で書かれた「焼肉やっちゃん」の文字。
カウンターの中では店主やっちゃんが手際よく肉をさばいている。

東京の人間はちょっと恥ずかしくてつけられないような、自分の名前に「ちゃん」を付けて店名にするちゃん系焼肉が大阪には多い。
もちろん、やっちゃんもだ。

包丁を止めることなく続けるトークにはキレがあり、一気に引き込まれる世界観がある。
それはしゃべりだけではなく、焼肉の味も同じ。
鮮度抜群のココロ刺しやセンマイ刺しでテンションが上がり、上タンや上ハラミで仕入れ力と目利きに感心するばかり。
魔法の赤い粉で食べるホルモンミックスの旨さも特筆すべきだ。

そんな大阪焼肉の真骨頂を教えてくれるやっちゃんが、2020年8月、東京にもオープンしたのだ。

大阪焼肉の若手No.1が東京にやってきた
大阪焼肉の若手No.1が東京にやってきた

やっちゃんがオープンした場所は西葛西。
銀座や六本木、西麻布ではなく、あえてローカルチックなロケーションを選ぶあたりにさらに惹かれてしまう。

21時をかなり過ぎた時間に突撃したが、大阪と同じようにカウンターのみの店内は満席。
近くで時間を潰して、やっと入店できた。
オープンして1ヶ月ちょっとでのこの混雑ぶりには驚かされる。

店主は誰でも知っているような大企業に勤めていたが、突如脱サラ。
大阪のやっちゃんの元で修行を行い、独立を認められ西葛西の地にやってきたのだ。

やっちゃんの凄さは、焼肉そのものの味はもちろんだが、店主やっちゃんのキャラクターにもある。
修行をすることで味を受け継ぐことができても、そのキャラクターまで受け継げるものではない。

結局は姿形だけ似せたお店が出来がちだが、西葛西のやっちゃんは違った。
店主自身のキャラクターが恐ろしく立っている。
一歩店内に足を踏み入れれば、すぐに店主のファンになってしまうほどの人間力を持っている。
その証拠に店内のお客さんは全員常連のように店主に接している。

楽しさと旨さが共存する、やっちゃん劇場の開幕だ!
楽しさと旨さが共存する、やっちゃん劇場の開幕だ!
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小池克臣

こいけ・かつおみ●1976年、神奈川県横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。焼肉を中心にステーキやすき焼きといった牛肉料理全般を愛し、さらには和牛そのものの生産過程、加工、熟成まで踏み込んだ研究を続ける肉の求道者。著書に『No Meat,No Life.を実践する男が語る和牛の至福 肉バカ。』がある。
公式ブログ「No Meat, No Life.」→ http://d.hatena.ne.jp/BMS12/

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