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予約をとるなら今しかない! 超老舗すき焼き屋が魂を込めて創り上げた和牛料理店がオープン

鉄板の横に設置された炭火でじっくりと火入れされ、最後に仕上げられたのは、山形県産黒毛和牛のタン。
表面は香ばしくサクサクに焼かれているが、中はプルプルの食感で、その滑らかさに驚かされる。

上質なタンの仕入れがこれだけ困難な時代に、山形県産黒毛和牛という極上なタンを仕入れられるのは、東京の芝浦だけでなく山形にも強いコネクションを持つ日山ならではのものだろう。

他ではなかなかお目にかかれないほど最上級のタン
他ではなかなかお目にかかれないほど最上級のタン
肉質と火入れの完璧さはこの色が証明している
肉質と火入れの完璧さはこの色が証明している

様々な部位で試した結果、辿り着いたという、ネックを使ったハンバーグ。

スネほど肉々しさが前面に出てくることがなく、しっかりした肉本来の味わいと、ジューシーな旨味が共存しているのは、ネックならではの仕上がりなのだろう。

吊るされた牛肉はネックに血がたまりやすく臭みを感じやすいイメージがあるのだが、そんな事を一切感じさせないこのハンバーグから、日山の総力を挙げて厳選した素材であることが分かる。

ちなみに、このハンバーグは残念ながらミニサイズなのだが、添えられたウズラの卵など、インスタ映えも約束してくれるキラーアイテムだ。

もっと大きいものも食べたいと思ってしまう肉バカであった
もっと大きいものも食べたいと思ってしまう肉バカであった
愛らしい卵と上品に並ぶ姿に、食欲と写真欲がそそられる
愛らしい卵と上品に並ぶ姿に、食欲と写真欲がそそられる
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小池克臣

こいけ・かつおみ●1976年、神奈川県横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。焼肉を中心にステーキやすき焼きといった牛肉料理全般を愛し、さらには和牛そのものの生産過程、加工、熟成まで踏み込んだ研究を続ける肉の求道者。著書に『No Meat,No Life.を実践する男が語る和牛の至福 肉バカ。』がある。
公式ブログ「No Meat, No Life.」→ http://d.hatena.ne.jp/BMS12/

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