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小池克臣「No Meat,No Life.を生きる男の肉だらけの日々 肉バカ日誌」
年間200食もの牛肉を食べるという、名実ともに肉バカ、小池克臣が日々蓄えてきた肉への愛、知識、体験……そのすべてを注ぎ込む究極の肉コラムがここに。肉好きはもちろん、そうでなくても知っておくべき肉のあれこれが満載!

人生で一度は食べないと絶対に後悔する焼肉の聖地巡礼(その1)【きみや】

東京の焼肉激戦区の中でも恵比寿、西麻布、中目黒などは交通の便が良く、ふと思い立った時に気軽に焼肉を食べに行けるのも魅力だ。

だが、東京でも行くのが不便な場所だったり地方などは、たとえ行きたい焼肉店は多数あっても、なかなか機会を見つけることが出来ずに後回しになってしまっている場合が多い。
しかしそれでいいのだろうか。

以前紹介した千葉の【S】を憶えているだろうか。
写真を見ていただければすぐに思い出すであろう、爆発的なインパクトを持ち、地元の方やサーフィン帰りの一部の方だけに知られていた千葉随一のカオス焼肉店だ。

この「肉バカ日誌」で紹介したのが2019年10月であったが、コロナ禍の影響だろうか、閉店してしまったという話を数人から聞いてしまった。
自分でお店まで行って確かめたわけではないので、本当かどうかは現時点では定かではないが、もし事実であるならば非常に残念でならない。

やはり行くべきお店には、行くべき時に行くべきなのだ。

確かに今はコロナ禍であり、タイミングは非常に難しい。
ただ、コロナが落ち着いたらすぐ、また今の状況でもチャンスがあるのであれば、コロナに対する万全の対策を講じて焼肉を食べに行って欲しい。

では、知る人ぞ知る、一度は食べないと絶対に後悔する焼肉店とはどこか。

それは奈良県の生駒にある【きみや】だ。
肉バカが訪問したのは数年前なので、現在は少し違うところがあるかもしれないが、当時の様子をここで紹介したい。

個性の塊のような、きみやの分厚いヒレ肉
個性の塊のような、きみやの分厚いヒレ肉

最近の焼肉屋さんはお店ごとの個性が少ないところが多いように感じる。
有名店や繁盛店の人気メニューを単に模倣するのみで満足しているお店もあるのではないだろうか。

何度も通ったり、どんなに不便な場所にあっても行ってしまうお店には個性が大事だ。
ただ、もちろん、この個性というのが非常に難しい。

しかし、きみやの個性は圧倒的だ。
きみやは国道にこそ面しているが、周りは山々に囲まれた場所にある。
鹿、猪、猿でも出そうな田舎で、お世辞にも立地が良いとは言えない。

場所が場所だけに、以前訪問した際にはレンタカーで行ったのだが、その立地や外観でいきなり驚かされる。
駐車場にある看板には「黒和牛」の文字。

なんだかよく分からないが、これだけでテンションが上がってしまうのだから肉好きはどうしようもない(笑)。

奈良が誇るカオスな名店がここに!
奈良が誇るカオスな名店がここに!
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小池克臣

こいけ・かつおみ●1976年、神奈川県横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。焼肉を中心にステーキやすき焼きといった牛肉料理全般を愛し、さらには和牛そのものの生産過程、加工、熟成まで踏み込んだ研究を続ける肉の求道者。著書に『No Meat,No Life.を実践する男が語る和牛の至福 肉バカ。』がある。
公式ブログ「No Meat, No Life.」→ http://d.hatena.ne.jp/BMS12/

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