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小池克臣「No Meat,No Life.を生きる男の肉だらけの日々 肉バカ日誌」

和牛の最高峰が信じられない価格で! 原価完全無視・奇跡の肉料理

肉バカが最近訪問した時は「神戸・松阪食べくらべ」をオーダー。

松阪牛は伊藤さんが肥育した月齢40ヶ月の雌牛(松阪牛は全て雌牛)で、神戸ビーフは田村さんが肥育した月齢43ヶ月の雌牛という極みのレベル。

コースは、和牛を贅沢に使った前菜から始まるが、この前菜から弥が上にもテンションが上がる。

松阪牛のイチボを使ったローストビーフは、レア過ぎず、火を入れすぎでもない絶妙な塩梅で、それが繊細な食感に現れている。

肉本来の旨味も素晴らしく、噛むという行為に対する喜びに襲われる。

また、兵庫県の但馬牛を素材として、何ヶ月もの時間と手間をかけて作られた和牛ブレザオラは和牛の生ハム。

鼻に抜けて独特な香りは唯一無二のもの。

贅沢とは、まさにこの事かもしれない。

手間ひまかけられた極上の和牛生ハム
手間ひまかけられた極上の和牛生ハム

炙りの雲丹のせには、松阪牛のトモサンカク。

トモサンカクは炙られることで、サシが軽く溶け出し、まろやかな舌触りと甘みが増す。

トモサンカクと雲丹のハーモニーに酔うばかり
トモサンカクと雲丹のハーモニーに酔うばかり

ゴロゴロと太切りにされた炙りユッケは、松阪牛ではなく神戸ビーフ。

肉の旨味を感じるにはこれ以上ないくらいの計算がされているのではないだろうか。
タレは甘口で強すぎない味付け。

それが肉の味わいを一切邪魔しないのだ。

絶妙なタレの味わいこそ炙りユッケの真髄
絶妙なタレの味わいこそ炙りユッケの真髄
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小池克臣

こいけ・かつおみ●1976年、神奈川県横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。焼肉を中心にステーキやすき焼きといった牛肉料理全般を愛し、さらには和牛そのものの生産過程、加工、熟成まで踏み込んだ研究を続ける肉の求道者。著書に『No Meat,No Life.を実践する男が語る和牛の至福 肉バカ。』がある。
公式ブログ「No Meat, No Life.」→ http://d.hatena.ne.jp/BMS12/

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