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小池克臣「No Meat,No Life.を生きる男の肉だらけの日々 肉バカ日誌」
年間200食もの牛肉を食べるという、名実ともに肉バカ、小池克臣が日々蓄えてきた肉への愛、知識、体験……そのすべてを注ぎ込む究極の肉コラムがここに。肉好きはもちろん、そうでなくても知っておくべき肉のあれこれが満載!

予約するなら今がチャンス! 最高のタンが食べられる焼肉名店が移転オープン

焼肉好きの間では、昔から有名なタンの名店【静龍苑】。

東京都江東区の森下、昭和の雰囲気を残す店内は名物のタン塩を求める常連さんで連日満席。
タンを筆頭に、塩味の焼き物は塩胡椒とネギのパンチが効いた独特な味付けで、一度食べたら病みつきになる人が続出だ。
肉バカも10年ほど前に初めて食べてからハマってしまい、定期的に通い続ける静龍苑ファンの一人である。
そんな下町の名店も、森下での45年に渡る営業を2019年6月末で一旦終え、新たな移転オープンの準備に入っていた。ただでさえ予約困難な静龍苑だが、一時閉店前の6月などは混雑にさらに拍車がかかり、予約奪取の困難さは熾烈を極めた。

そして2019年8月13日、森下の旧店舗からそれほど遠くない清澄白河で、遂に新店舗での営業が始まった。
店内は全てテーブルで、オープンなスペース以外に個室も多く設置されている。
かつての店内全てが見渡せるフリーな雰囲気が懐かしいが、芸能人の中にも静龍苑ファンは多くいるので、その辺りを考慮したのかもしれない。

また、うれしい変化はメニューを見るとすぐに気付く。

生肉の復活だ。
ユッケを含む生肉の提供が許可制になって以来、森下の店舗では肉刺しがメニューから消え、ユッケはアルミホイル皿の上で焼くあぶりユッケへと姿を変えていた。
が、ここ清澄白河の新店舗では、生肉提供用の設備を整え、保健所の許可を取得し、再び肉刺しをユッケがメニューに登場した。
肉刺しはほど良くサシの入った美しい佇まい。
ワサビを乗せて醤油をちょっとつけて食べれば、上質な牛肉ならではの蕩ける食感と甘みを満喫できる。

蕩ける食感と甘みにうっとりする肉刺し
蕩ける食感と甘みにうっとりする肉刺し

ユッケは細切りタイプではなく細かく叩いたタイプで、これは昔から変わらない静龍苑スタイル。

このトロトロなお肉を甘めのタレと卵黄でしっかり混ぜれば、至福の静龍苑ユッケの完成だ。
そのまま食べても抜群に美味しいが、熱々のご飯に乗せて食べれば、反則的な美味しさが味わえる。

細かく叩いた昔から変わらない静龍苑のユッケ
細かく叩いた昔から変わらない静龍苑のユッケ
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小池克臣

こいけ・かつおみ●1976年、神奈川県横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。焼肉を中心にステーキやすき焼きといった牛肉料理全般を愛し、さらには和牛そのものの生産過程、加工、熟成まで踏み込んだ研究を続ける肉の求道者。著書に『No Meat,No Life.を実践する男が語る和牛の至福 肉バカ。』がある。
公式ブログ「No Meat, No Life.」→ http://d.hatena.ne.jp/BMS12/

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