よみタイ

令和最大の価格破壊、体感価格の半分以下で味わえる驚愕の肉割烹

しゃぶしゃぶの後にはすき焼きも出てくるという贅沢。

しかも、サーロインを1人1枚で、その上にはたっぷりとトリュフが削られる。
サーロインの甘みと旨味、卵のまろやかさ、そしてトリュフの芳醇な香りの組み合わせは、笑わずにはいられない美味しさ。

最後は余った卵にご飯を投入して、最高のTKGに。

残ったトリュフが絡み合って、サーロインを凌駕するほどの味わいを作り上げている。

すき焼きのサーロインの上にはたっぷりとトリュフが削られる
すき焼きのサーロインの上にはたっぷりとトリュフが削られる

〆は鱧の照り焼き炊き込みご飯。

炊き込みご飯の出汁は牛テールで、最後まで肉割烹らしさを感じさせてくれる。

〆の鱧の照り焼き炊き込みご飯
〆の鱧の照り焼き炊き込みご飯

日本料理出身の料理長の確かな技術、炉窯という圧倒的な武器、極め付きはロピアの仕入れ力をフルに活かしたハイクオリティな和牛といった要素が揃って、黒泉の素晴らしいコースが完成している。

最後に気になるのは価格だと思うが、信じられない事に、この内容で5000円(2019年7月現在)だという。

食べた印象では安くても15000円、妥当な価格が20000円ほどだと感じる。
もちろん、松戸というロケーションもあるだろうが、それでも異常に安すぎる。

使っている和牛は本当に旨い。
ロピアだからこそ、実現可能なクオリティだ。
ロピアの凄さをまざまざと見せつけられた感じだ。

まだまだ一部の肉好きしか知らない存在だが、あと数か月もすれば予約が全く取れないお店になってしまう気がする。

今のうちに次の予約を確保しておこうと思う。

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小池克臣

こいけ・かつおみ●1976年、神奈川県横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。焼肉を中心にステーキやすき焼きといった牛肉料理全般を愛し、さらには和牛そのものの生産過程、加工、熟成まで踏み込んだ研究を続ける肉の求道者。著書に『No Meat,No Life.を実践する男が語る和牛の至福 肉バカ。』がある。
公式ブログ「No Meat, No Life.」→ http://d.hatena.ne.jp/BMS12/

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