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令和最大の価格破壊、体感価格の半分以下で味わえる驚愕の肉割烹

年間200食もの牛肉を食べるという、名実ともに肉バカ、小池克臣が日々蓄えてきた肉への愛、知識、体験……そのすべてを注ぎ込む究極の肉コラムがここに。肉好きはもちろん、そうでなくても知っておくべき肉のあれこれが満載!

和牛は以前から高級な食材であったが、国内での和牛の肥育頭数の減少とともに、ここ数年で価格はさらに高騰している。

焼肉であれば、昔ながらのノスタルジック系焼肉でも、1人5000円を超えるのは当たり前。
ちょっと良いお店に行けば、簡単に10000円を超えてしまう。

さらに、肉割烹というジャンルになれば、1人20000円以内で食べられるお店などほとんど存在しないのではないだろうか。

しかし、この和牛高騰の時代に、信じられないほど安く、しかも都内の肉割烹を凌ぐほど美味しいお店を発見した。

東京(大手町)から千代田線に乗ること30分。
東京都をほんのちょっとハミ出した千葉県の松戸に、その奇跡の肉割烹はある。

松戸駅から徒歩3分ほどの場所にオープンした商業施設「キテミテマツド」の地下1Fにある激安スーパー「ロピア」。

ロピアは元々精肉店から始まって大きくなったスーパーだからこそ、精肉売り場の充実ぶりには目を見張るものがある。

実際、肉バカも松戸ではないが、船橋にある、ロピアららぽーとTOKYO-BAY店には家族で毎週買い物に行くし、牛肉はそこで和牛を調達する場合が多い。

信じられないだろうが、そのロピアの一部に噂の肉割烹がある。

キテミテマツドの地下1Fに降りると、ロピアの店内は活気で満ちている。

そして、一般的なスーパーと違うのは、精肉の専門店「黒犇くろほん」があり、デパートのように充実したクオリティの高い和牛も並ぶところ。

その精肉専門店のショーケースを眺めながら奥に進み、社員通用口のある脇を曲がると、薄暗い通路の奥に姿を現すのが黒塗りの扉。

目印になるような看板も目印も何もない。
ただ、勇気を振り絞って、重厚な扉を開けた者を待っているのが和牛のユートピア。
扉を開けると、オシャレで恐ろしく広い空間が目に飛び込んでくる。

店内はカウンターのみで12席。

オープンキッチンで、キッチン内には店名にもなっている巨大な窯が鎮座し、席の後ろのセラーにはびっしりとワインが並ぶ。

さながら、銀座の高級店にいるかのような錯覚に陥り、ここが千葉の松戸、もっと言えばロピアの中にあるということが信じられない。

こここそ、「窯焼き割烹 黒泉くろせん」だ。

広々としたカウンター
広々としたカウンター

黒泉は完全予約制で、17時と19時30分からの2部制。

今のところアラカルトはなく、メニューはコース1本のみで、最高の肉割烹を楽しむことが出来る。
メニューは日によって変わるが、7月に肉バカが食べたコースを紹介しよう。

前菜は3種盛り。

高級部位のフィレミニヨンの炙り、赤身とサシのバランスの良いイチボのローストビーフ、焼肉で人気の部位ハラミの湯引きが1皿に盛られている。

食感や香り、そして味わいの違う3種類を食べ比べることで、使われている牛肉のクオリティの高さがよく分かる。

3種盛りの前菜
3種盛りの前菜
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小池克臣

こいけ・かつおみ●1976年、神奈川県横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。焼肉を中心にステーキやすき焼きといった牛肉料理全般を愛し、さらには和牛そのものの生産過程、加工、熟成まで踏み込んだ研究を続ける肉の求道者。著書に『No Meat,No Life.を実践する男が語る和牛の至福 肉バカ。』がある。
公式ブログ「No Meat, No Life.」→ http://d.hatena.ne.jp/BMS12/

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